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がんばれTEAM NACSを見た

TEAM NACS25周年×WOWOW開局30周年を記念した特別番組『バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ』の制作が決定した。この企画は、音尾琢真が学生時代から温めてきたもので音尾自身が監督を務めることに。ヒーロー役には森崎博之、戸次重幸、大泉洋。女帝デロリアン役には吉田羊を起用し、その手下バフン男は安田顕が演じることに。一同は、舞台となる北海道で無事にクランクインを果たしたが―。

いわゆるフェイクドキュメンタリーですね。

ただ、5人がそれぞれ本人役ですし、結末に向かうまでの脚本はありつつもほぼフリー演技らしく、どこまでがフェイクなのか?を考えながら見ると面白いです。

感想は「いやー玄人NACSファン向けだ!」です。良い意味でも悪い意味でも。

5人の性格、これまでのエピソードはある程度把握していないと見るのが辛いだろう150分(笑)

ちなみに私はWOWOW版は見てないのですが、NACSに詳しくないと「?」な内容だったんじゃなかろうか…。

NACSの事がかなり好きなら楽しいと思います。

以下、ストーリーネタバレ

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監督音尾の怪我により中止になった戦隊ヒーロー作品の代わりとして、北海道を盛り上げる為のプロジェクトに、NACSメンバー追加(戸次案)、プロの作曲による国民的な北海道応援ソングを歌う(大泉案)をそれぞれ提案。
ここで大泉案に難色を示した安田が打ち合わせを立ち去り、早くも不穏な雰囲気。

森崎が安田に話を聞きに行くと、安田としては元からある曲、ナックスハリケーンをリメイクしたいとのこと。

大泉は作曲をしてくれる人探し、森崎は無料で使わせてくれる会場探し、音尾はMV作成、安田もアレンジャー探しに動く。戸次もオーディション準備を行うが、1人ソロワークの動きを見せる。

大泉は作曲者を見つけられず、自ら作曲する事になり、安田の新バージョンのナックスハリケーンとどちらが良いかコンペをする事に。

戸次案のNACS新メンバーオーディション開始。20名の追加を行う。
オーディションに現れたのはJさんやハナタレ元スタッフ、会長など濃いメンバー。

オーディションが終了し、蓋を開ければ戸次が集めたメンバーは全員巨乳の女性。
大泉のみ異議を唱えるが、他のメンバーは特に気にならない様子。

無料で使わせてくれる会場が見つからない為、森崎がスポンサーを探しに北菓楼に出向いた際、戸次が以前に北菓楼でソロワークの為の営業活動を行っていた事が発覚。

j.y.parkを文字ったt.s.parkで巨乳アイドル nyugyu(ニュギュー)をプロデュースしたいと言うが、ここで森崎と戸次が揉め、他メンバーにも険悪ムードは飛び火。

感情的になった戸次の脱退発言に、森崎から出た言葉は「解散」。

5人それぞれのインタビュー、音尾×松岡茉優、大泉洋×吉田羊、戸次×安田の会話を挟んで、森崎が4人を呼び出したのは紅桜公園。

解散公演後、東京に行った森崎が戻ってきて4人を呼び出したのもここ。
お前らをここに呼ぶのは俺が寂しくなった時だ、と森崎。

5人で写真を撮ってドライブ。行先はNACSファンの聖地、カリー軒。
北海道を離れるファンが置いていった過去公演で使った衣装、色紙、店を訪れたファンが書く歴代のノートなど思い出話は尽きない。


その後は旅館へ向かい食事を囲みながら、メンバーそれぞれの結婚式、子供が生まれた時の話へ。

戸次と森崎が和解し、曲のコンペに。

NACSと追加メンバー20人で大泉作曲「空」と「ナックスハリケーン2.0」(サカナクション山口リミックス)を聴き比べる。

議論した結果、ナックスハリケーンは北海道応援の趣旨に沿っていないことを5人が思い出し、空が採用。

MV披露で〆。

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舞台挨拶全編。

https://www.cinematoday.jp/video/VIYL18vP_gBHbs


ここからはファンの感想。

ファンとしては音尾監督の部分はN45°やドラバラを思い出したし、ちらっと映るジャンジャンジャンプ(森崎のラジオ)やあぐり王国、険悪ムードになってはいたけれどハナタレ収録シーンなどNACSに密着してるので見られて嬉しいものが多数。

後半の紅桜公園〜旅館へのシーンだけでも見る価値ありですね。かなりリアルで話している部分もここは多いんじゃないかな?と推測。

メンバー全員が自分の子供の話をしているのを見るとグッときますね。

ラストの「空」のMVも、NACSが後ろに巨乳20人を従えて歌うという冷静に考えたら笑えるものではあるんですが、曲は良い。

最後5人が決めポーズの立ち位置でごにょごにょする、ナックスハリケーンお決まりの件で終わるのもファンとしてはクスッとします。

ただファンが喜ぶ、ファンに嬉しい内容ではあるものの、反面ファンとしてはリーダーが解散を言い出すのが重いですよね。

フィクションだとは分かっていながらも、過去を知っているファンであるから、シゲとリーダーが揉めているのを見るのがキツかった……それだけプロの演技ってことか。

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