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FF14におけるタンクの立ち回りについて

はじめに

こんにちは。Lespr1tです。
今回は私がメインロールとして触っているタンクについて、プレイする上でどのようなことを考えているか綴っていこうと思います。
タンクの立ち回りといってもさまざまなポイントがあるため、今回は主にSTからMTへの軽減バフの投げ方という点を中心に、MT、STの軽減バフの回しに対する考え方をお話ししようと思います。

FF14におけるタンクの役割とは

タンクの基本について

まず基本的なところとして、FF14におけるタンクの役割は、敵となるモンスターのヘイトを取り、攻撃を受ける盾となって周囲のプレイヤーの安全を維持することです。
IDでは基本的に全ての雑魚モンスターのヘイトを維持する必要性がありますし、レイドや討滅戦ではボスのヘイトを常に1位(STは基本的に2位)に維持する必要があります。
現在の6.Xパッチにおいてヘイトを維持することはそれほど難しいことではなく、いわゆるスタンス、と言われるものを入れて攻撃を行うだけで達成可能です。
今回の記事では、ライトパーティで戦うコンテンツではなく、8人コンテンツとなるレイドを中心にお話しします。
8人コンテンツにおいては一般的にタンクが2名となっていて、MT(メインタンク)ST(サブタンク、OTと呼称する鯖もあり)に役割を分けることが一般的です。タンク2名でヘイトを取り合ってしまうとボスの動きが不安定になったり、ダメージを受けるプレイヤーがバラバラになってしまったりと問題が発生します。

タンクの持つ軽減バフについて

タンクの個人軽減バフは、全タンク共通のランパート(20%20秒軽減、リキャスト90秒)、30%軽減の固有バフ(30%15秒軽減、リキャスト120秒)、タンクごとのリキャストの長いバフ(戦士のスリルオブバトル、ガンブレのカモフラージュ等)、タンクごとのリキャストの短いバフ(ナイトのホーリーシェルトロン、暗黒騎士のブラックナイト)などが挙げられます。ジョブによって多少変わるものの、一般的には90秒バフ(ランパ)、120秒バフ、個別バフ(リキャ長)、個別バフ(リキャ短)という認識がされているかと思います。
他にも、全体軽減や敵へのデバフなどがありますが、これについては割愛させていただきます。

MTについて

MTの役割

まず、MTの第一の役割はボスのヘイトを維持して攻撃を受けることです。ボスが誘導可能な敵であれば、なるべくボスの向きを一定にし、方向指定を取る必要があるメレーが殴りやすいようにすることも仕事の一つだと言えます。
ロールとしての特性であるタンクマスタリーによって、タンクロールは他のロールよりも打たれ強く設定されているため、ボスのAAを数発くらった程度では倒れません。しかし、ボスがギミックとして行う強攻撃はタンクでも一撃でやられてしまう威力を持っている場合があるため、各種軽減バフやデバフ、無敵アビを使用する必要があります。
MTの最も大きな役割は、これらのアビリティを効率よく使用して自身の被ダメージを減らし、ヒーラーの負担を軽減することであると言えます。

MTのバフワーク

タンクをプレイする際に意識しておきたいことの一つとして、一度のコンテンツ中に使用した軽減バフの回数があります。
例えば、一度のコンテンツ時間が10分半(630秒)だとした場合、120秒リキャストのバフは理論上だと0,120,240,360,480,600秒の6回使用できます。しかし、コンテンツにおいてタンクに強攻撃がくるタイミングやバフを使用したいタイミングというのは必ずしもこの時間ではないため、コンテンツ時間に対して軽減バフを最大回数使用できる場面はごく稀です。
とはいえ、タンクに対する強攻撃が120秒、420秒のタイミングにあり、それぞれに対して120秒バフを使用するバフ回しを考えた場合、その間の300秒でもう一度120秒バフを使用することができます。
リキャストの都合上、120秒バフを使用できるのは240秒〜300秒のタイミングですが、この間ボスのオートアタック(以下AA)や全体攻撃のタイミングに対してバフを使用することで、バフの使用回数を一度増やし、より硬く、よりヒーラーの負担を減らすことができます。
私がタンクを使う際は上で述べた考えを常に行なっていて、複数の軽減バフをパズルのように組み合わせていくことでなるべく多くの回数軽減バフを使用し、硬いタンクになることを意識しています。

STについて

STの役割

STの第一の役割は、ボスの攻撃によってMTに耐性低下デバフが付与された際などにスイッチを行うことです。耐性低下デバフの付与されたタンクは非常に打たれ弱く、そのまま攻撃を受けると一撃でダウンしてしまいます。そのためSTの人がヘイト1位となって代わりに攻撃を維持する必要があり、このタンクの入れ替わりをスイッチと呼んでいます。
基本的にSTはスイッチを行うまではヘイトを管理する必要はないと思われがちです。しかし、ボスによってはヘイト1位と2位に対して強攻撃を行うことがあったり、予期せぬタイミングでMTが死んでしまうことがあるので、そういった場合に自分が攻撃を受けられるよう、常にヘイト2位を維持する意識を持つことが重要となります。

STのバフワーク

STのバフワークは、スイッチのあるコンテンツとないコンテンツ、オートアタックが1名のコンテンツと2名のコンテンツなどで大きく変わります。
パンデモニウム辺獄編で言えば1層はスイッチがあり、場合によってはSTがヘイト1位を維持して攻撃を受けることもあります。その一方で2層は基本的にスイッチがなく、タンク2名での頭割り、コヒーレンスの線取り以外ではSTが大きく被弾する場面はありません。3層では戦闘中盤からヘイト2位に対してもAAがあり、場合によってはMTよりも痛い攻撃を受け続ける必要があります。
これらのコンテンツによってSTの立ち回りは全て異なり、ボスの誘導こそないものの難しいポイントであると言えます。
これはあくまで私の考えですが、MTを経験していなかったりMTの被ダメージについて勉強していないSTと、MTを経験したことがあったりMTの被ダメージについて勉強したことがあるSTでは大きな差が生まれると考えています。
MTの軽減バフは基本的に強攻撃を基準に組まれることが多く、ギミックの合間にあるAAに対して丁寧にバフを使っていくことは非常に難しいです。しかし、ヒーラーの戻しが難しかったり、バフを使用する余裕はないがAAが痛かったりと言ったシーンは多くあります。そういったタイミングをSTが理解していた場合、リキャストが短い軽減バフをMTに投げることでアシストすることが可能になります。

STは死ななければいい

さて、今回の記事の本題に触れていこうと思います。
これについては反論される可能性もありますが、タンクに対する強攻撃を受ける際、基本的にSTは死ななければなんでもいいと考えています。ボスによるAAを受けることがない上、タンクロールであるため全体攻撃による被ダメージも少なくなっていて、基本的にコンテンツを通しての被ダメージが少なくなりやすいからです。そのため、強攻撃で多少HPが凹んだ場合でも、全体に対してのヒールを受けるだけで基本的にSTのHP不足で落ちることはありません。
例えばタンク2名に対しての強攻撃を受ける際、MTが柔らかくSTが硬い場合だと、ヒーラーはAAを受けるMTのHPを戻すために急いでヒールを行わなくてはいけません。しかし、STが多少自分のHPを犠牲にしてでもMTに軽減バフを投げた場合、AAを受けられるだけのHPの余裕が発生するため、その分ヒールのタイミングに余裕ができます。タンクはそれぞれ自身の攻撃によってHPを回復する手段を持っているため、場合によってSTはヒーラーからの回復を一切受けずに自分のHPを回復し切ることすら可能です。
具体的な例で挙げると、6.1現在のナイトは魔法コンボ(ホーリースピリット×4、コンフィティオル、魔法剣コンボ3つ)を使用した際、いずれのWSにも回復力400のHP回復効果が付いており、自身のHPを戻し切るほどの回復力を備えています。そのため、強攻撃の際に多少柔らかくなっても、他人の手を借りずに自身のHPを全て戻すことで解決する、と言った手段を取ることができます。
これらの意識を持ち、STは自分のHPを維持することではなく、AAを受けるタンクのHPを維持できるように軽減バフを使用できると攻略が非常に楽になっていくと考えています。

結論として

長々と文章を書いてきましたが、タンクを使用する際のバフ回しについて重要なポイントは、

  • 軽減バフをなるべく多い回数使用する

  • STは自分のHPではなくMTのHPを重要視する

この二点であると考えています。
どのようなタイミングでMTのバフがなくなり、HPが凹みがちなのか、それを改善するにはどのタイミングで軽減バフを投げるのが適切なのか、また、強攻撃の際にどの程度までなら自分のHPを削ってもいいのか、これらを把握して立ち回ることで、PTを影から支えていくことができると思います。
拙い文章ですが、少しでもお読みいただいた方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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