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VPS Avengerの超初心者的使い方 ⑤ 超簡単!Kawaiiコードサウンドの作り方
こんにちは、DTM初心者でボカロPの私レーシーと一緒に音作りを勉強していこうのコーナーです。
最近はKawaii Future Bassが作りたくて夜も眠れない(深夜当直中)なのですが、Kawaii Future Bassは非常に複雑で一筋縄では行きません。たすけて
ホワンホワンしたKawaiiコードサウンドが作りたい、だけどアタックを遅らせるだけじゃなんか思ったようにならない。ドロップに向けてサウンドを徐々にハードに盛り上げていきたい等悩んでる方はいると思います。
今回はフィルターを使って動きを出せるサウンドを作ってみたいと思います。
この作り方の利点は、オートメーションを書くことでビルドアップの盛り上がりなどを簡単に演出できるところですね。
まずオシレーター1から、、S.Sawでやってもいいのですが、今回はもう少し柔らかいサウンドにしたいのでサイン波を作っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663270909782-M4kGZ1wtc8.jpg?width=1200)
倍音多めのサウンドのほうがそれっぽくなると思いましたので、いつものV-Saw機能を使ってボイスを重ねます。
今回は7つ重ねてデチューンしてみました。
Super Sineですね。
オシレーター2つ目はシンセブラスっぽさを入れてみたかったのでサックス(サンプルじゃなくてシンセの波形)にしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1663270966384-Kmzru5EVNP.jpg?width=1200)
こちらも4ボイスでデチューン。
ちょっと輪郭がふわっとしすぎな気がしたので、ボイスを重ねないサウンドを混ぜてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271002078-WrJcClqhyu.jpg?width=1200)
今回はファクトリーサンプルにあったFuture pop Chordというサンプルを選んでみました。アタックがありつつも硬すぎない使いやすそうな音です。
ベルやFM系みたいな、硬い音を選ぶのも面白いかもしれません。
ちょっと薄い気がしたので、トランスポートノブを使って1つ目の音だけ1オクターブ下にしておきます。
続いて今回の音の要、フィルターです。
フィルターをLPFにして思いっきり削ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271132879-kfmGSdJd58.jpg)
ENVを右に回すとフィルターエンベロープが開く方向に掛かります。
フィルターエンベロープのサスティンを最小にして、アタックを少しずつ遅らせていきます。
そうすると少しずつ、発音から少し音が遅れて明るくなりますね。
このままだと終わりが唐突すぎるのでディケイも伸ばしていきます。
このフィルターが開いてる時間を短く(特にアタックを短く)すればプラック系サウンドに変身させることもできます。
Avengerはエンベロープを弄るとき右クリックしながらマウスを動かすことでカーブの形を変化させることができるので、立ち上がりの感じも簡単に変えれますね。
レゾナンスをほんの少しだけ上げてフィルターの動きに更に音の変化を加えます。
"みょんみょん感"を強く出したいならレゾナンスをもう少しあげます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271326885-mxXIHgptGn.jpg)
これに合わせてアンプエンベロープも少しだけ弄りました。
サスティンを削って音の伸び方を調整します。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271399106-RpjC2484BV.jpg)
オシレーター3についてはほんの少し違う設定のフィルターに通しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271442090-6mN1f633Ch.jpg)
FXはいつも通りコンプでしっかり潰して、フェイザーをほんの少しだけうっすり掛けています。
![](https://assets.st-note.com/img/1663271492270-DX84DzM6kQ.jpg?width=1200)
フィルターの動きをオートメーションで描くことによって、音が広がっていく感じを演出できます。
ポンピングやスタッターも加えたくなりますね。
↓実際の音はこちら↓
如何でしょうか。
今回はちょっとKawaiiというにはハード目のサウンドになってしまいましたが、波形やフィルター、レゾナンスを調整することでもっと丸く可愛い音に仕上げることもできます。
フィルターエンベロープの使い方さえわかってしまえば、プラック系サウンドなどかなり応用の効く技ですので、ぜひこの記事を参考に自分だけのサウンドを作ってみてください。
ではまた
LLSY music
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