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「難民鎖国」から「難民歓迎」へ(その1)

 母国での迫害をのがれて日本で難民申請をしても、難民として認定される比率があまりにも低いという現実があります。2019年は申請者の0.4%の44人、2020年は申請者の1.2%の47人しか認定されていません。

 現在、国会で審議中の入管難民法「改正」案によると、3回以上難民申請した方を母国に送還できるようにする、また送還に応じない方に刑事罰を科することがきるようになります。

 1999年にミャンマーから来日したある男性は軍事政権への抗議デモに何度も参加した経験があります。難民申請しても認定されず、「仮放免」の状態にあります。送還され帰国したら殺される危険があると訴えてます。

 難民申請者の多くが入管施設に長期間「収容」されていることも深刻な人権侵害であると従来から指摘されています。裁判所での手続きによらない事実上の「拘禁」であること、期間が限定されていないことなどが問題です。入管施設での虐待事件などもしばしば報道されています。

 私たちひとりひとりの内面のあり方が、難民としてのがれてきた人びとと向き合う姿勢に現れているように思います。


入管難民法改正案、どんな内容?問題点は?当事者ら「いじめはやめて」と廃案訴え  東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/96482

「入管法改悪反対」作家や遺族らが会見 入管法改正案巡り(2021年5月6日) (動画ニュース約2時間27分)  毎日新聞
https://www.youtube.com/watch?v=AcwLzx2nOOg

日本:国際人権基準に則った出入国管理及び難民認定法改正を求める意見書 アムネスティ日本
https://www.amnesty.or.jp/news/2021/0219_9114.html

#WelcomeRefugees
#RefugeesLivesMatter
#NoHate

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