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桜咲く「甲斐路」へ一泊旅

私事ですが初夏から始まる、転職先での仕事に思いをはせながら、武田信玄公にゆかりのある場所を巡り「勝運」を祈り、温泉に、芸術に、甲斐の国へ旅に出てきました。
(記事内のリンク先最終覧: 2024年4月24日)。

特急「かいじ」11号で「甲府」へ

新宿から甲府までは、いつもの快適なE353系。"足が長い電車は混む"ので、「あずさ」ではなく、空いているであろう「かいじ」を選び甲府へ。えきねっとのキャンペーンで特急券を半額で買うことができました。甲府からはカーシェアで昇仙峡方面に向かいました。

新宿駅の特急専用ホームは、9, 10番線

カーシェアで昇仙峡を目指す

普段の鉄道旅では路線バスに乗るのですが、今回はカーシェアを活用しました。自家用車がミニバンなので、普段乗り慣れている大きさのノアはとても快適でした。
最初に向かったのは武田神社。その後昇仙峡をどんどんのぼっていくドライブを楽しみました。

最初は「武田神社」でお参り
昇仙峡の見どころ「仙娥滝(せんがたき)」。晴れていれば滝の水しぶきのところに虹が見られるようです。ヨセミテ国立公園みたいな感じなのでしょうか。
昇仙峡の見どころ「覚円峰」

昇仙峡を登りつめ「金櫻神社」へ

今年(2024年)の4月下旬、都内ではソメイヨシノはもちろん八重桜もすっかり散った後でしたが、金櫻神社(かなざくらじんじゃ)のご神木である鬱金桜と、八重桜は満開でした。

ご神木の金櫻
立派な本殿と舞台
八重桜と鬱金桜が満開の季節に、水晶の御守を受けてお祈りできました

甲府駅に戻ったらタクシーで「甲府湯村温泉」へ

カーシェアを返却した後、宿泊する湯村温泉までは路線バスで行こうと思っていたのですが、遅延のせいか事前に調べた情報と現地の様子がかなり異なっておりタクシーで向かうことに。

初めての湯村温泉で泊まったのは湯村ホテル。自家源泉かけ流しのお湯を楽しみました。私が泊まった「別館」の建物は少し古かったのですが、温泉はとても良いと感じました。以前、四万温泉の積善館に宿泊した際に、温泉のことを教わってから、"きちんとした"源泉かけ流しを選ぶようにしているのですが、「湯村ホテル」のお湯は加温も加水もしていない奇跡的なお湯でした。

2日目は「長坂」駅まで電車で、そして「清春芸術村」へ

「甲府」から「長坂」までは中央線の普通列車でおよそ30分。あいにくの小雨の中清春芸術村を目指しました。駅からは路線バスもあるのですが、本数が極端に少ないので、行きはタクシーを選びました。

桜と、奥の建物は「ラ・リューシュ」。設計図を買い取り復元されたそうです。
「茶室 徹」は外観のみ見学。あの窓から顔出して写真を撮りたい

白樺派って文学?美術?

清春芸術村の中の「清春白樺美術館」に入ってみますと、白樺派の志賀直哉、武者小路実篤などの展示がありました。
中高生の頃のおぼろげな記憶を辿りますと、白樺派は文学の世界、国語で習ったことの筈なのですが…
どうやら雑誌『白樺』では美術の論評も盛んで、セザンヌやロダンなどの紹介もなされていたとのこと。当時の白樺派のフランスの芸術への憧れがなければ、或いは日本で印象派の美術展などが人々を集めることもなかったのだろうかなどとも思いを巡らせました。

「ラ・リューシュ」の一室。絵葉書や書籍のお店
帰りは、「中丸公民館南」バス停から北杜市民バスで「長坂」駅へ戻りました。

今回の切符

「横浜」~「甲府」までと「甲府」~「長坂」までの往復乗車券に加えて、「新宿」~「甲府」はチケットレス特急券を用いました。
「横浜」~「長坂」の通しで往復乗車券を買ったほうが高くなるのも驚きでした。運賃は長距離に行くほど逓減するのですが、たまにこういうこともあるので思い込みには注意です。

「甲府」駅で押していただいた無効印がかわいい

旅に出た時期: 2024年4月

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