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坂本夏樹さんによる、One Control LITTLE GREEN BOOSTERとGRANITH GREY BOOSTERの詳細レビュー動画!


One Controlの限定モデル、Little Green Booster。

One Control にとって初のエフェクトペダルであり、今でも人気のクリーンブースター、Granith Grey Boosterをモディファイした限定バージョンです。 主に高域方向に広げた音色が特徴のLittle Green Boosterと、Granith Grey Boosterは実際に比べるとどのように違うのでしょうか。ギタリストの坂本夏樹さんに解説していただきました。まずはこちらの動画をご覧ください。

坂本夏樹(さかもとなつき)
生年月日:1985年 8月28日
和歌山県和歌山市出身
12歳の時にたまたまTVで見たWoodstock1999の中継に衝撃を受け、地元の楽器屋さんへ走る。 エレキギターが欲しかったのに、まずはアコギから練習しろ、との店員さんの言葉を真に受け、アコギを購入。 一人黙々と練習する日々の中で、たまたまTVで見た西川進氏の演奏に影響を受け、プロのミュージシャンを目指そうと決意する。 高校卒業翌日、上京と同時に知人の紹介でスタジオミュージシャンとしての活動を開始する。 チリヌルヲワカ、She Her Her Hers、Over The Top、等でのバンド活動を経て、プロデューサー、スタジオミュージシャン、そして得意の話術も駆使し、様々な楽器メーカーのデモンストレーターとして活躍中。
Twitter:https://twitter.com/sakamotonatsuki

0:10~

まずはLittle Green Boosterについて解説いただいています。この時期だからこそ作られた限定モディファイバージョン。実は日本でしか入手できません。 デザインもこれまでのOne Controlペダルとは異なるものに仕上がっています。

1:13~

Little Green Boosterのサウンドです。フロントピックアップのストラト+マーシャル。すっきりとしたクランチなトーンから太く歪んだ音色まで、ノブの設定でコントロールできます。

2:45~

Little Green Boosterは、10時~11時あたりでニュートラル、つまりON/OFFで音量が変わらないセッティングになります。音量を変えなくても、音色に少しだけコンプレッションがかかるようなトーンで、音を塊にして前に出すような特性があります。ここよりノブを下げるとボリュームカットも可能です。

3:17~

3時の位置まで上げると、十分なブーストレベルとなります。より強くアンプを歪ませ、音量もしっかりと上げられます。楽曲をドラマチックに展開させたり、リードとバッキングで切り替えたいときなどにも最適です。

4:19~

そしてフルブーストセッティング。 アンプがより強く歪み、甘いリードを作ることもできます。特筆すべきはローエンドのすっきり感。これだけ歪んでいても上下のバランス、特にローの出方の良さがよく分かります。

5:03~

続いてGranith Grey Boosterです。このペダルのトーンはピュアでフラット。音色をほとんど変えずに音量を上下させますが、ほんの少しだけ音色に丸みを帯びて、音の粒が球になるような特徴があります。

6:45~

Little Green Boosterとの大きな違いは、12時の位置で音量が変わらないニュートラルセッティングとなる点。Little Green Boosterは10時~11時でした。つまり、Little Green Boosterはブーストアップの調整幅が広く、Granith Grey Boosterはブーストアップとボリュームカットを同等に調整することができます。

7:15~

3時のセッティングでは、しっかりとしたブーストアップに。ストラトのフロントとマーシャルアンプの本来の歪み、生々しい音色です。ローエンドがLittle Green Boosterよりも太いのがよく分かります。

7:47~

フルブースト。Little Green Boosterと比較すると、音量やブーストレベルに大きな違いがないことも分かります。一方でローはこちらの方が太いです。 より生のサウンドの質感があるのはこちら。よりバランスのとれたトーンはのはLittle Green Boosterと言えるのかもしれませんね。

8:18~

最後に坂本夏樹さんによるまとめです。丁寧に2機種の違いを解説いただいています。 “高域方向を広げた”ということを、“低域がどう変わるのか”から検証していただくことで、2台の音色の違いや特性がさらにわかりやすくなっているのではないかと思います。

坂本夏樹さん、ありがとうございました!