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何のためのテスト?

小学校で、テストを受けたことがない人はいないんじゃないかな?と、思うほどテストは日常。
でも、そのテストのせいで子どもの自信をうばってないか、考えて欲しい。

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漢字会の話
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先週5月の漢字会をした。(独自の漢字テストのこと)1年生のころから漢字会を受け続けてる彼らにとって、得意不得意がはっきりわかれていた。「2年生の時から合格点(80点以上)をとったことがない」と涼しい顔で言う子もいた。

漢字会の1週間前から、漢字会のための漢字プリントを宿題に出した。
「この中からしか出さないから」と言うと、
「なんで先生そんなにやさしいの?」という思いもよらない返事が返ってきた。

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落とされるテストを受けていた
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私がこの言葉から感じたことは、子どもたちにとって漢字会は落とされるテストであり、教師が本来思っている「習熟度を確認する」「基礎学力をつける」といった趣旨とズレていた。

私は漢字会は自信をつけ、次の漢字の習得のために意欲を上げるものであり、誰一人取り残すことなく合格させるものであると思っている。

その意図を伝え、テスト直前でも自信がない人は自信がもてるまで何度も練習していいとプリントを渡した。

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果たして結果は
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全員合格!!

2年生から合格点をとったことがないと言っていた子も80点とることができた。しかも1発で。

先生たちが、何気なく実施しているテスト。
今一度、その趣旨を考えて欲しい。
「単元の習熟度をはかる」「成績のため」「学校全体の取組だから」…
全部、教師本意の理由ではないだろうか?
そのために、自信をなくし「諦め」という気持ちでテストを受けることになっている子どもはいないだろうか?

子どもたちが自信をもって、次に進むためのステップになるように、私はテストの在り方を考えようと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
↓↓↓イタリアのアイスやさん♪


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