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剣の夢②-2

②-1の続きです

大三輪神社へは今年のお正月開けに
登拝可能になってから向かいました
(上の写真は数年前のものです)

その日は冬型の気圧配置が強く
低温と強風でお参りには余り適さない気候でした

また松の内期間で参拝者も多く
駐車場も混雑していました

登拝には受付時間があり
お昼12:00までに入山しないといけません

早く家を出たものの
大鳥居の麓の駐車場に着いた時には11:30でした

そこの駐車場は満車でしたし
他にも幾つか駐車場はありますが
車が多く身動きが取れません

待つ事を覚悟し
大鳥居の麓の駐車場へ入りました
最悪、受付に間に合わなければ
登拝は諦めようと思ったのです

前の車と反対方向へ進みますが
空きスペースはありません

元に戻ろうとした時、
なんと一ヶ所だけ空いていたのです!

お陰様で
時間ギリギリ入山受付が出来たのです

私たちが最後の入山者となりました

ここでの登拝はいつも不思議な感覚になるのです

今回も主人と2人でお参りさせて頂きましたが
普段アクティブではないにも関わらず
この三輪山への道のりで二人とも「疲れた」
という感覚が全く起きないのです

主人もここでは幾つか不思議体験をしているそうですが
私は今回、特別な気持ちでお参りしているので
何が起こるか、いつもより少し緊張していました

風が強く、小雪も舞っていたのですが
入山すると不思議と
それらが全く気にならなくなったのです

風は未だ強く、木々も大揺れでしたが
何となく山の中が守られていると感じました
そして微かにお日様も見えます

山の外にいれば
この強風は怖いとさえ感じたでしょう
ですが
私にとってこの風は
登り道で火照った身体を
クールダウンさせてくれる
心地よいものに感じたのです

順調に登り詰め
山頂の奥津磐座の前で
参拝のご縁を感謝申し上げていた所

突然 私は感極まって
号泣してしまいました

今までこんな事はありませんでしたし
それは不思議な感覚で
悲しいとか嬉しいとかの感情が無いのです

そして
気が付くと風が収まっていたのです

今まで強風で揺れていた木々が止まり
磐座の中心部に光が差し込んで来ました

それは時が止まってしまったかの様で
ピンと空気が張り詰めていました
その光景 空間から目が離せません
吸い込まれてしまいそうでした

後に主人は「大気が痛かった」
と言っていましたし
空間の次元が違っていたのだと思います

私の思考は停止し
呆然と立ちすくみ
ただ涙が溢れていました
その光景に
「ハートが呼応していた」という事だけ

それだけは自覚できました

ぼーっと突っ立っていると
主人が「あまり長い間 
ここに居てはいけない気がする」と言って
ぼーっとしている私の手を引き
その場を離れました

我に返った私は
その
「吸い込まれる様な空間」で感じた
言葉にならない感情をどう扱って良いのか
全く処理出来ないまま下山しました

下山すると時間は13:30頃でした
今回も1時間半程で登拝出来た様です

12:00ギリギリで入山し
お昼ご飯も食べずに登り
強いエネルギーに当たってしまって
我を忘れてしまっていた私は
とてもお腹が空いていた事を思い出し
急激に我に返ったのでした(笑)

いつもの様に
三輪そうめんを頂き
みむろ杉のお酒を購入し
ご機嫌で帰宅したのでした

この時にはいつもの私の感覚に戻っていたので
あの磐座で起きた不思議な感覚や
理由の分からない涙について深く考えようとはしませんでした

その時の「感覚」だけが強く印象的で
頭では解釈出来なかったので、もしかすると
あえて考えようとしなかったのでしょう


それからも
磐座で涙が出た事と
夢の内容との接点は見つからず
気にはなっていましたが
釈然としない状態が続いたのです

そしてさらに
その後、数回続けて見た別の夢との間に
ある共通点を見つけだします
そしてそれが
魂の声である事に気付いたのでした

剣の夢③に続きます








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