ひまわりの魔法「詩」
扇風機の影がひまわりのよう
想像してみる
風が吹くたび向きを変える
シーリングライトの満月が
意外に近い夜の空にぼんやり
土地とか国境とか地球の大きさなんて
どうでもよくなる広さの空気が
一気に押し寄せて
髪も服もなびいたら
ひまわりさん達とどっちが立ってられるかって
競争するんだ
弱々しいこんな風じゃ
やっぱり狭い部屋なんだって気づいちゃったな
さっきまでいたひまわり畑は
大きくなった影が右左
空気も足りないよ
朝が近い
大事な時にくだらない事考える
眠れない自分を変えたいよ
ちっぽけな悩みを吹き飛ばしてはくれないの
ここはひまわり畑じゃない
でも君にたくそう
寝てる間に飛ばしてくれ
ウィーンの音が返事だね
もう大丈夫きっと
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