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SF5をパスした五十路の格ゲーおじがSF6で如何にしてマスターになったか

どうも、こんにちは、Leonhard_Mageです。
ゲーム業界の端っこで主にゲームデザインしてる人です、よろしくお願いします。

今回は題名の通りで、青春時代から細く格ゲーやってるおじが、SF6でリュウをマスターまでランクマを頑張ってみた話。
あー、でも結果としてマスターに行ったし途中頑張ってはみたものの、頑張るのをやめた話でもあるので、どうやってゲームを楽しもうとしたか?という話の方がいいか。
まあ、そんな話です。


前提

格ゲー歴の話はしておいた方がいいと思うので、ここにそれを書いておきます。
飛ばしても大丈夫なので興味なかったら飛ばしてね。
2024年5月時点で48歳、学校は早生まれなので卯年の人と同じ世代。
高一が1991年、中一が1988年、2009年が33歳、1998年は22歳。
つまり、ストリートファイターの頃に中学生、スト2の頃に高校生、ZERO3の頃には大人の仲間入りしてて、SF4は三十路こえの世代。
ZEROシリーズで強い人達と戦うことを覚えて、ZERO3では東京でのランバトに参加したりと結構積極的に強い人に勝ちたいって思った時期でした。

当時

梅原くん大貫くんをはじめ、今でも活躍しているプレイヤーに挑んではボコボコにされる側でしたが、それがなかったら今ゲーム業界で働いてないレベルでゲームを研究した時期でもあります。
この頃は負けたくなさがかなり強かった時期でしたね。
その後はスト3、カプエスシリーズを嗜む程度にはやって、地元では遊べる程度にはなってましたが、併設されていたZEROシリーズをやる方が多かったと思います。

時代は過ぎてSF4、仕事が忙しくてまともに新しいゲームをするなら仕事に関わるものが中心になり、対戦ゲームは新作出たらちょっと触った後にすぐやめてずっと古いものに手をつけていました。
そんな時期でしたが、SF4がアーケードでもバージョンアップし、ゲンが出ると言うのでゲーセンに出始めるタイミングで開始。
家庭用ではXBOX360でPP3500までは行ったけど、ランクマつまんないなあと感じてから1500くらいまで落としました、勝てる試合でもつまんないなと思ったら最後で体力調整してぼったちしたりして。
これ、SF6でも同じこと起きます。
で、SF5、これのためにPS4まで買ったと言うのに、パスしました。
初期バージョンでの対戦までの時間がアホほど長かった時期に、対戦がマッチするとすぐ始まるアニバーサリーコレクションを触ってしまってもう無理だわってなった次第。
で、そういうまともにやってない時期がまるッとここでも生まれ、SF6に。
なので、ストZERO勢です。

ランクマし始めた時期

2024/3/12がスタート時期
いつも配信してるメンバーで喋ってる時に、SF6の話になり、技が出ないみたいなところからコツを話してたのかな?なんかそこからの流れでランクマ始めました。
スタートはプラチナからです。
俺の自称弟子が一週間、プレイ時間だと24時間でマスターになったって言うのでやってやらあ!という気持ちもあり、この時点ではポイントを上げていくぞって気持ちだけでやってました。
なんせ必殺技以外のことを碌に調べもせずに始めているのが当時のLINEのやり取りで出てきたので、本当に舐め腐ってる感じで始めてますね。
立ち回りのモデルは3rdのリュウここから触りつつゲージ管理や立ち回りを徐々にSF6に変えていく努力をしつつ、総ランクマ時間は余裕で24時間が近づきました。
ダイヤ1の時点で、この時点で対戦がつまんねぇなってぼやいてます、既に4月入り、24時間でとか夢物語でした、反省。

ここまでくるのにも結構なぼやきがあった

ダイヤ帯での停滞

この頃になると色々とシステムは理解してプレイスタイルもSF6らしくなってきています。
ちゃんとダッシュ覚えたりバーンアウト意識した立ち回りの調整したり。
で、『勝つための動き』を考え、実行するたびに物凄い勢いでモチベが下がっていきます。

  • 俺がやりたかったことじゃないけど、これしないといかんのか?

  • 勝つには勝ったけど、萎えた

  • 今の戦いはポイントが増えただけで心が満たされないのう。

こんな感じで。
で、モチベを上げるために色々と対策を考えてみたけどどれも直接的にランクマ自体ではなかったので、やりながらモチベを上げる方法がなく、手詰まり。
ポイントを下げれば危機感で気持ちが上がるかもしれんな?と思って2000Pくらい減らしてみたものの、特に気持ちは変わらず
これ、ただ大竜巻やり続けるだけってのを繰り返していたので対戦相手からしたら相当気が狂ってるやつ出てきたなと思われたはず
実際、気が狂ってた。
目標はマスター、でも壊滅的に対戦するのに楽しさがない。
完全にどん詰まりでしたね、これが4月下旬。
そこからちょこちょこ上げ下げあってダイヤ3をフラフラし続けてます、5月のアプデまでこんな感じで、その間にも大竜巻だけでポイント減らすもやってました、1000P一気に減らしたり。

4月20日の様子、この頃既に上げては下げるを繰り返し続けていた

で、変えた

22日のアプデで豪鬼が来て、ランクマも豪鬼だらけになって、流石に?ってなってから意識を色々変えることにしました。
変えたのは主に以下のこと

  • 対戦を止めるルールを作る

  • やりたい事をやりたい様にやるのをやめない心を保つ

  • ぶっ放しを食らった相手に感謝と追悼の意を心で送る

  • バトルハブに癒しを求める

対戦を止めるルールを作る

超重要!
これまでなんでランクマがダメだったかはほぼここだと言っていいくらいのやつ。
やばいのよ、ランクマってゲーセンでは意識せずやっていた『負けた時に席を立ってリセットする』ができない
席を立たなくていいフリプとかどう考えても健康に悪い。
ので、まずここを改めるために休むルールを作った。
豪鬼と対戦したら勝ち負け関係なく5分以上休む。
今回はこれ。
アプデ後なので場合によっては豪鬼4連チャンとかあったんだけど、その都度1戦で対戦をやめて休むことにした。
超絶気が向いててまあやってもいいか?って気持ちにならない限りは絶対に連戦しない。
ここで連戦しても豪鬼と戦い終わったら絶対に休む。
ここまでやって、とにかくゲーセンでできたフラッと他のゲームを見て回るくらいの気持ちの余裕を取り戻した。
そう、他の格ゲーすら毎日やっても来なかった48歳には、ずっと座り続けてランクマをする気力も体力もないんだを自覚させた

やりたい事をやりたい様にやるのをやめない心を保つ

立ち回り上、ここでこれしておけばとか有利とかそういう考えを全部捨てた。
特にアプデ後に色々調べてSAを100%の火力で当てるためのプレイを考えるようにした。
大ゴス、ラッシュ中ゴス、ラッシュ旋風脚、中Pからの生当て、これ。
これ以外は逆にオシャレだったり好きだったり手に馴染んでてうっかり出してしまうもの以外ではパナしと暴発以外のSAコンボは考えないようにした。
それが例え相手を倒し切る場面であっても。
逆に全然そんなシーンじゃなくても上記の技を当てるシーンを考えるようにしたし、その裏の択も考えるようになった。
健全に相手の顔を歪めることを意識するようにした。
できることなら『こんなクソみたいなやつに!』と思われるくらいの顔をさせたい、その気持ちだけで立ち回りを考えた。

ぶっ放しを食らった相手に感謝と追悼の意を心で送る

SAの生当てもいくつか考えたが、ゲーム的にちょっと厳しいので、基本は切り返しでの使用になってしまったが、ぶっ放しは重要。
先に出したしょっぱいコンボよりも確実に相手の顔は歪む。
そこで当たったことへの相手への感謝と追悼も忘れないようにして、次のぶっ放しを心置きなくできるように心がけた。
感謝と追悼の意、すなわち『ありがとう!くたばれ!』である。
ぶっ放しは相手がガード以外の行動を取らない限り絶対に成立しない。
動いてくれていたことに感謝せねばならない。

バトルハブに癒しを求める

ランクマが窮屈になっていく要因に、ポイントの奪い合いでお互いに手合わせではなくなってしまっている点があるのでは?は思っていて、そうじゃない対戦を感じることにしました。
で、結果的にこれが一番良かったかも。
てか、巷のゲーセンで対戦してた時と同じで、この人と戦いたい、この人に勝ちたいの原動力、今でも十分体を動かせる理由になるなと痛感した

結果

2024/5/31、緩く飯の時間までやってたら、達成。
5月25日にダイヤ5になって、そこからマスターまで6日、5時間程度。
これまでの停滞はなんだったんだ?ってくらい早かった。
結果的に意識してなかったんだけど一周年までに間に合う形で到達できたよ。
全ての対戦相手に感謝。

この時はあと一月くらいかねぇと漠然と考えていた
自称弟子、喜べ、これからは俺のことをちゃんと師匠と呼べ
2ヶ月と20日くらい、89時間もかかったが、なんとかマスターに

一部の人は捨てゲーしてごめんよ、50pで勘弁してくれ。

まとめ

バトルハブにお邪魔しつつ、そこからランクマ、豪鬼来たらそこでやめてバトルハブに戻って友達や知り合いの対戦を見つつコーヒー飲んだり酒飲んだり。
おじがランクマするのに必要なの、ランクマ以外にありすぎるんだけど、でもそれくらいがちょうどいいなと思った
これがまだゲーセンに通っててXや3rdゴリゴリやってます!だったらランクマずっとやってるだけでいいと思う。
そうじゃない、ゲーセンでゲームやり込むことからも遠ざかっていてこれで再開したって人やオンラインでの対戦ってあんまり好きじゃないんだよねって人は、参考にしてもらえると幸い
昔の友達に声をかけて、一緒に対戦しようぜって集まるのもいいと思うし、とにかくランクマをするのに必要なのはランクマじゃないんだって話です。
俺たちはそんなコアな格ゲーマーと同じじゃないんだ!

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