(二十三)「咲くも嬉しや散るも嬉しや」の前句付け

「咲くも無心散るも無心」という句がある。諸行無常を言ったものかとも思う。色即是空、万象は空虚なりとて看破しても、本人にとって、万象が必ずしも空虚な出来事とは感じられないのが現実である。釈教歌では色即是空を歌ったものが多い。ここでは、釈教歌は作らず、「咲くも嬉しや散るも嬉しや」という句の前句を作ってみた。
何事も その時あるが 然るべし 
咲くも嬉しや 散るも嬉しや


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