亮風の歌作り・歌修行(二)「捨てたくもあり捨てたくもなし」の前句付けをしてみた

今度は前句付けをしてみた。これは、短歌の下の句(七七の句)を決めて、それに合う上の句(五七五の句)を作ることである。前句付けと後句付けとどちらがより困難ということは言えない。
今回、選んだ下の句は「捨てたくもあり捨てたくもなし」である。この句は、捨てたいが、捨てるべきではない、捨てるには惜しい、或いは、必ずしも大事にしていた訳ではないが、捨てたくない、等の二つの矛盾する気持ちが同居している。そのような場合を五七五七七に表現するのである。
当方が作った句は、
花活けて 余れる花の 枝一本 捨てたくもあり 捨てたくもなし

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