(五十一)文部省唱歌『富士山』のパロディ(東京スカイツリー)を作ってみた

この『富士山』は元の題を『ふじの山』と言ったらしいが、明治44年に変更した。歌の最後は富士の山となっているので何故、敢えて変えた理由はよく分からない。してみると、『富士山』も「ふじのやま」と読むべきでなのであろう。一番では山の高さを強調し、二番では、形の良さを強調しているので、替え歌もそのようになっている。
(一)
展望台の回廊は
四方のビルを見おろせる
遠くから見える優美な塔
吾輩は日本一の塔
(二)
墨田のこの地に根を生やし
三本の足は美しく
細い体は評判よし
吾輩は日本一の塔

本歌を示しておく。
(一)
頭を雲の上に出し
四方の山を見おろして
雷さまを下に聞く
富士は日本一の山
(二)
青空高く聳え立ち
体に雪の着物着て
霞の裾を遠くひく
富士は日本一の山
 

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