なんで00sロックファンって少ないん?
サムネイルの彼らはMew。デンマークのコペンハーゲンで結成されたバンドである。約一年前に隣町のブックオフの330円コーナーで彼らの作品「Mew And the Glass Handed Kites」と出会った。
その頃の私は、広く洋楽のロックを中心に聴き漁っていて、とにかく新しい出会いを探していた。そんなとき、、、見つけてしまった
少ないお小遣いをやりくりする生活のため平常時金欠の体制を維持しているぼくにとって、極限まで金をかけずにどれだけ良い買い物ができるかが、生きるか死ぬかを左右するんだ、、、
そしてブックオフの最安値コーナーの、クッソ狭い洋楽のコーナーを吟味する。大体品揃えは一ヶ月くらいで変わるので、前回の来店からはいつも時間を開けている。いつも相当な意気込みとともにそのゲートをくぐる。
とはいえ、J-POPやK-POPに比べ洋楽の取り扱いは少なく、ロックだったらなおさら、しかも自分が好きな2000年代のインディーズなんてもってのほか。やっぱりロックと言えばハードロック、クラシックロック、ブリティッシュ・インヴェイジョン、、、ぼくのような「ニセモノ」のロック好きなんて人権ないんだわーーーークソがーーーーー
「まあまあ落ち着いてよ」
だ、誰だ貴様は!!!!!!!!!!
「僕は00sの化身です。」
え!!!!ますます怪しい!!!!!
「ええ、、、喜んでくれると思ったのに、、、」
そんな俺の尻は軽かねえぞ!!!!
「体目当てなわけないだろ!!!あほ!!!」
す、すいません
「解ってくれたならよろしい。それで、君はさっきから何を憂いてるのさ」
そりゃ、00sの疎外感ですよ。ロックが好き!って言ったらタイトル詐欺になりかねないんですよ、俺みたいなやつなんて。そんなのあんまりだ!
「ははは!バッカだなお前。頭にベジマイトでもつまってんじゃねーの?」
失礼だなぁ、本気で悩んでるのに
「冗談だってば。でもそんなに悩まなくても良いんだよ。きみはおツムが弱いからすぐにわからないと思うけど、今からどれだけ僕がすごいかをスライド形式で発表していくから」
は、はぁ
「ねえ、君って僕のことが好きなんじゃないの」
、、、思ってたんと違うなーって、、、w
「しね」
スライドは作らないしそんな説明めんどくさいからやらないけど、とにかくこの時代は素晴らしいんだ!ということを、もっと、ね
お遊びはここまでだ
さて、本題です。最初に名前出たけどこれです
言葉で説明してもどーーーーせ無駄なんだ!!!!!!!!!!
ジャケで聴くか聴かないかきめろ
なぜなら僕は、ジャケ買いをしたから。
おすすめトラックはChinaberry TreeとSpecial
アートロックとかポストロックです。アンビエントも取り入れててさすがデンマークだなあ(小並感)
RYMを見たらジャンルがドリームポップとプログレッシブポップだったんだけど〜〜〜〜
まあいいや、大きなくくりでアートロックということにしておきます。
一言で言い表すとまさにサウンド面での耽美。それこそプログレッシブという言葉に当てはまる。
にしても不思議な音だなぁ。インディーロックでもありながら洗練された美しさも共存している。そして展開も面白い。曲の長さは平均4分くらい(最後の方7分とかあるけど)だけども一曲の中にいくつか章があって、パラノイド・アンドロイドみたいに。そして一曲一曲が繋がりを持っているからアルバムとして聞くのがいいなあ。それこそOK Computerみたいだな。
アートロックに感じたのはそういうことかも。
「何でもかんでもレディオヘッドにむすびつけるのはやめなさい」
ごめんなさい…区分とか意識して聴き始めたの彼らがきっかけだったので…
「まあいいよ。あいつらもこの時代に名盤出してるし。」
なんか上から目線だなあ
「黙れ」
こわい
「一応訊くけど、数ある中からMewを紹介した理由は?」
なんか最近波が来たんだよ、単純に再ハマりしてるだけ。
「ああそう」
聞いておいて何なの?私のこと嫌いなんですか?
「だってさっき会ったばっかりじゃないか」
じゃあ尚更態度よくしろや
「嫌だよ。00sがキャラ崩壊しちゃうだろ」
そもそものキャラがわからないから変わらないだろ
「うるさいなあ」
あ、生意気ツンデレキャラなのか
「そうなの?」
知らないよ私に聞かないでください。
まだまだ素敵なアルバムはたくさんありますよ!
この時代はとにかくリバイバル!新興!って感じだし、誰かさんがロックなんてゴミ音楽じゃないか」とか言ったりしてもう大変!
というか私はその最中に生まれたので経験も記憶もないですけど…
それなのにこんなに話しちゃってよろしいのでしょうか。
うるせえ!!!これからは俺等の時代や!黙って見てろジジイババア!!!!
まだまだ知らない音楽たくさんあります。だってワタクシ、ロックしか聴かないし。あ、それは嘘。でも色々手を出してるけどレゲエとかジャズとかはまじで知らないし。やっぱり心のふるさとがロックなのかも…実家のような安心感を感じざるを得ないんですよ。特にポストパンクとか。
これを運悪く読んでしまったそこのお前からしたらなんであんなに暗い陰鬱ロックが好きなんだ、と思うかも知れない。黙れ。
これを書いている間中さっきのアルバムを流してたけど、とにかくヨーナスの声が美しすぎる。テクニカルで計算された演奏とこの天使みたいな歌声。賛美歌かよ。賛美歌あんまり知らないけど。まあ騙されたと思って聞いて下さいよねっ!
ロック脳なので大体そっちに偏るけど、これからも気になったやつとか前からの推しを出していこうと思います。つかれた…
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