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レッドアスラン 9月28日前倒しデビューへの期待と不安

 お久しぶりです。夏も終わり秋の涼しさが感じられる季節になりましたね。暑いのは苦手なので気温が涼しくなるのは嬉しい反面、夏の青々とした空が見られなくなる寂しさもあります。

 愛馬に目立った更新がなかったので、前回のnote投稿から間隔が空いてしまいました。一度、東サラ1歳馬の9月中旬更新だけで書こうとしましたが、どうしても内容に物足りなさが残ってしまって更新するまでには至りませんでした(笑)そんな中、レッドアスランのデビュー戦が急遽2週前倒しになりました。デビューの条件・仕上がりと不安要素を私の考えなりにまとめたいと思います。

クラブ近況 

(東京サラブレッドクラブの許可を得て転載しております)

2020.09.02 : 美浦:藤沢和雄厩舎
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
坂路 55.3-39.9-26.0-13.0 馬なり
助手「中間も順調に乗り込めています。今日は後ろから出て最後併せましたが、前半からいいペースで行った割にはラストまで鈍ることなく頑張っていましたよ。入厩から徐々に時計も詰めていますし、ここまではちゃんと対応してくれているように、だいぶ頼もしくなってきましたね。馬体重も496キロと進めてきた割に入厩時からほとんど変わっていませんし、あまりうるさくなっていないのもいい傾向だと思います。脚元を含め、ここまで不安なくきていますよ」
藤澤調教師「一応、次の東京開催でのデビューを予定していますが、早めに仕上がってくるようなら中山も考えるつもり。あくまでも馬の様子を見ながらにはなりますが、心身のバランスなども見ながら決めようと思っています」
2020.09.09 : 美浦:藤沢和雄厩舎
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
坂路 助手 54.9-40.3-25.9-12.7 馬なり
助手「今日も古馬を追い掛けて、最後に並べる形で追い切りました。今日は自分が乗りましたが、動きは徐々に良くなっていますね。今日の馬場は走りやすかったのか、ラスト13秒を切るくらいまで伸ばしても割と楽に上がっていけましたよ。乗り込みを重ねても真面目に集中力を保てているのもいいことですし、ここまでは順調に上向いていると言っていいと思います。今のところ東京開催での出走になりそうで、このままのペースで乗り込んで体力と自力を強化していきます」
藤澤調教師「一応、東京の開幕週あたりを考えていますが、乗り込んでいってテンションが上がるようなら前倒しするかもしれません。思ったよりは精神面も大丈夫なので我慢してくれるとは思いますが、この後の様子を見て決めていきます」
2020.09.16 : 美浦:藤沢和雄厩舎
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
坂路 57.7-41.5-26.6-12.8 馬なり
助手「今日も坂路で追い切っています。引き続きペースは上げず、体力面の強化と走りのフォームを意識させながらの追い切りですが、特に問題なくきていますよ。だいぶ力も付けてきているようで、坂路で40くらいまでなら楽に上がってこられるようになっていますし、スピードの乗りも良くなってきました。順調に上向いている感じですね。こちらが思うよりも芯はしっかりしているようなので、このまま乗り進めていけそうです」
藤澤調教師「まだ基礎を固めている段階ではありますが、いい上昇曲線を描いていると思います。このままテンションが嫌な方に行ったりしなければ、東京開幕週の芝1600mに向かおうかと考えていますよ」
2020.09.24 : 美浦:藤沢和雄厩舎
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
アスラン     54.0-38.8-25.1-12.5 馬なり
ゼノヴァース   54.4-39.1-25.3-12.6 馬なり
藤澤調教師「今朝の動きが良かったですし、だいぶ乗り込んできて息も大丈夫と判断して今週使うことにしました。東京の開幕週だと頭数が多くなる可能性もありますし、ごちゃつきそうな中山よりも頭数が落ち着きそうな中京ならデビュー戦としてはいいだろうという判断です。入厩からここまで、こちらが思うよりも体力があるようでへこたれずにきましたし、今日の動きを見ても能力はあるはずなので、スムーズな競馬ができれば頑張ってくれると思います」
助手「北村宏騎手に乗ってもらって追い切りました。全体で54秒くらいとしっかり負荷をかけましたが、動きは良かったようですよ。以前に乗った時よりパワーがついたのか、走りが安定して体も使えるようになっていたということなので、着実に上向いてきていると思います。息遣いも特に気にならなかったということなので、使える状態にあると思います。ここまでは変な癖もなく乗り難しい印象もないので、初めての競馬で戸惑わなければというところだと思います」
※9月27日(日)中京5R(芝2000m)に浜中騎手で出走。

デビュー条件
 当初のデビュー予定は10月10日東京芝1,600mでした。個人的にベストだと思う条件は10月11日の東京芝2,000mでした。父のスピルバーグも同条件でデビューし新馬勝ちしているので、本馬も同じように…と期待していました。ただ、ダービー馬レイデオロの全弟で同厩のアルマドラードが上記の条件でデビュー予定とのことなので致し方なしと言ったところです。それでも、東京芝1,600mはこの馬にとっては以下の理由で悪くないと思っていました。

①父スピルバーグが6勝(G1勝ち含む)全てを東京競馬場であげていること
②兄レッドレオン、姉レッドアステルが1,600mで新馬勝ちしていること
③ルメール騎手が手綱を取れそう(JRA-VAN情報)であり藤澤氏の期待が高そうであったこと

私は競走馬のコースの得手不得手で勝ち負けが大きく左右されると考えているので、距離やジョッキーが希望通りでなくても東京競馬場デビューを望んでいました。その為、「早めに仕上がれば」や「テンションが上がるようなら」中山開催に前倒しするコメントが出るたびに、レッドアスラン耐えてくれ~~と心の中で願っていました。しかし、そんな願いも虚しくデビュー戦は前倒しされてしまいました(汗)

ただし、中山競馬場ではなく、中京芝2,000m変更は本馬のデビュー条件としては以下の理由から良いと感じました。

①中京競馬場≒東京競馬場であること
②距離が2,000mに伸びたこと
③出走頭数が少なく確実にデビューできることと自分の競馬がしやすいこと

まずは、中京競馬場はコース形態(左回り・直線の距離)が東京競馬場に類似しています。疑似東京競馬場だと思えばレッドアスランにとっては走りやすいだろうなと思っております。父や兄姉が中距離で好成績を収めた本馬にとって、距離が1,600mから2,000mに伸びたことは間違いなくプラスだと思います。そして、デビュー戦の想定出走馬数が10頭であり、自分の形で走れそうなのはデビュー戦としては最高な条件だと思います。テン乗りになることが不安ですが、癖もない馬とのことなので浜中騎手には頑張っていただきたいですね。

仕上がり
2週間も前倒しのアナウンスが出た時には、調教本数が足りないのではないかと不安を一瞬覚えましたが、ゲート試験前から乗り込んでおり、坂路でも6本タイムを出して追い切っているので本数としては十分だと思っております。調教タイムに関しても、当週追い切りは全体54秒・ラスト1F12.5秒を馬也で出しました。藤澤厩舎としては早いタイムですし、仕上がっていると見て間違いないでしょう。

不安要素
 やはりデビューを迎えるにあたって気になるのはルペルカーリアですね。シーザリオの仔だけに能力は相当なものを秘めているでしょうし、友道厩舎流のⅠ週前CW一杯からの当週ポリ追いをこなして仕上げもバッチシと言ったところでしょうか。

9/17 栗CW 良 一杯に追う
83.0 66.9 52.2 38.7 12.1 [7]

9/24 栗P 良 馬なり余力
82.8 67.2 52.1 38.1 11.8[8]

 唯一の心の救いとしては、調教タイムが突出していないことです。デビュー勝ちしたヨーホーレイクに比べると少し物足りなさはある且つラスト1Fのタイムを見ても切れ味抜群といった感じではありません。(ウーリリ相手に先着してますが…)良馬場のキレ味勝負になればレッドアスランにもチャンスはあるでしょう。


 デビュー戦がいきなりの遠征競馬となります少し不安を覚えますが、気性も穏やかみたいなのでなんとかなるでしょう。後はゲート出がどの程度なのかと言ったところでしょうか。


 既にデビュー戦勝利した後にローテーションを妄想していますが、まずはレースを無事にこなしてほしいです、!!明日はしっかりTV越しに応援します!!がんばれレッドアスラン!!

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