2020年度出資馬:クイーンズアドヴァイスの2019

8月最初の週末は、7月末まで続いた梅雨特有のジメジメした天気から一転して素晴らしい快晴でした。7月31日で受け持っている仕事が一区切りを迎える予定だったため、コロナ感染に細心の注意を払って長野で気分転換にキャンプを楽しむことにしました。BBQやこの時期なのに蛍を見ることができ、楽しく過ごせました。ただ7月末終了予定の仕事が8月3日まで伸びてしまった為、1泊して朝即帰宅して仕事という悲しい展開に…まだ夏休み取得の見通しは立っていませんが、今度の長期休みこそはゆっくり過ごしたいですね。

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さて、本題の東京サラブレッド2020年募集について。今年は42頭募集され、先行募集で17頭が満口となりました。満口までいかなかったものの、満口間近・残口わずかの馬も相当数いて、コロナ禍でも一口バブルは続いていると再認識させられました(笑)今日、重賞勝利したレッドアステル(出資者の皆さま、おめでとうございます)や、秋の競馬が楽しみなレッドガラン・レッドルゼルなどの上級クラスで今後の活躍が見込まれる馬も多く、来年の申込競争は更に過熱しそうで怖いですね(汗)

今年は下記の3頭に申込をし、2頭出資確定・1頭抽選結果待ちとなりました。

クイーンズアドヴァイスの2019(最優先)
ドリーフォンテインの2019(一般)
レッドセシリアの2019(一般)

どうしてもクイーンズアドヴァイスとドリーフォンテインは欲しかったので、早めに申込をして、レッドセシリアはレッドルーベンスの結果を見てから申込をしました。レッドセシリアもご縁があれば嬉しいですが、3頭出資だと当初予算上限額25万円を大幅にオーバーしてしまうので、当選落選のどちらに転んでもヨシッ!と思って結果を待ちます。

今日は申込馬3頭の内、最優先で申し込んだクイーンズアドヴァスの出資理由について私の出資判断基準別に見解を簡単にまとめます。募集予定馬リストが公表された時から気になった馬で、悪い意味で期待を裏切らないでくれ!と願ってカタログ公開を待っていました(笑)

測尺
1月生まれだったので、体重は最低420kg、管囲20cmは欲しいと思ってカタログを確認したら、馬体重450kg・管囲21cmといい意味で期待を裏切ってくれたなと喜んでしまいました。

厩舎
厩舎は国枝厩舎で、牝馬ではクラシック3冠馬2頭(アパパネ・アーモンドアイ)を輩出している名門厩舎。牡馬でもサトノフラッグなどクラシックには出走させる実績があり申し分ないです。国枝厩舎に入厩させるということは牧場・クラブ関係者が本馬に大きな期待を寄せている裏返しでもあるなと思いました。
また後付けになってしまいますが、国枝厩舎はダービー勝利を渇望していると強く感じております。2020年のテレビ東京のダービー特集で「なんとかサトノフラッグでダービー勝利を…」と期待を寄せていましたし、調教助手の息子さんも父親にダービーを取らせたいと仰っていました。今年のダービーは残念ながら勝てず来年・再来年もダービーをと思っているはずです。国枝厩舎で育成予定の2019年産駒の一口ディープ牡馬だと本馬とコンドコマンド2019(私調べ)くらいなので、2歳で結果を出せば優先順位高く使ってくれそうなので、私の中での本馬の評価は更に上がりました。

血統
兄弟の成績から母の繁殖力や怪我のリスクを測りたいのですが、本馬は二番仔で全兄は理由不明の募集中止。その為、今まであまり取り入れてこなかった母の血統分析を行いました。

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カタログにも書いてあるように、母父Orpenと母母父サザンヘイローの血統はダービー2着や有馬記念勝利の実績のあるサトノダイヤモンドと同じ。7/8同血だから、本馬も走る!と思いたかったですが、母の実績が違いすぎるなと気づいてしましました。サトノダイヤモンドの母マルペンサはアルゼンチンでG1を3勝、2着4回、3着2回と好成績を残しています。

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(JBISより引用)

その一方でクイーンズアドヴァイスは同じアルゼンチンでG3を1勝、2着1回の成績と完全に戦績だけは見劣りしています。

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(JBISより引用)

母父Orpenのサンプル(マルペンサの産駒とレッドロワくらい)が少なく、本馬は血統的には…とも思ったのですが、クイーンズアドヴァイスは19戦11連対と安定して走って怪我のリスクが低そうな点と母母父サザンヘイローはダービー馬のマカヒキにも入っており、スピードを高めてくれそうという点で出資してもよいと判断しました。

馬体・歩様・競争馬の顔

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 馬体はまだまだ未完成ながらも、前脚・トモの成長余地は十分に残していそうで2歳の夏にグッとよくなりそうな点。母が違うので、同じように判断できませんがサトノダイヤモンドの当歳から1年でこのように成長したと言われても違和感ないので、2歳から3歳でサトノダイヤモンド みたいになりそうかなと思いました。

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  歩様も若干リズムを崩しつつも柔らかく、後ろの足の踏み込みの長さも深さもよかったので馬体と歩様は自分の中では満点でした。顔は流星の形は個人的には好きじゃないんですが、本馬は洗練された聡明な目に一目ぼれしてしまいました。色々と検討を重ねましたが、この目に吸い寄せられたのが、最優先出資を決めた大きな理由です。

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回収率の見込み

 回収率100%以上の観点に立つとディープ産駒に出資するのは、かなりのリスクなのでこれまで出資を見送ってきました。ただ、いつかクラシックに出走できそうな馬に出資したいという思いがあったのが一つあります。ただ本馬は、ディープ産駒としては総額6,800万円と他クラブの募集より安いため、新馬・1勝クラス・2,3歳重賞勝利で回収できそうという点。仮に2~3歳に花開かなくても、母が5歳から活躍したように古馬でも稼げそうということで期待しております。

 短くまとめようと思いましたが、あれもこれも書きたいと思い長くなってしまいました。本当は血統分析も歩様も書きたいのですが、読む皆さまが飽きても良くないと思い少し簡略化しました(笑)次回はドリーフォンテインの2019の出資理由をまとめたいと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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