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社会に対して、広告に対して、わたしが思うこと。

同志よ、おらぬか。 

令和時代。耳にタコができそうですが、
情報があふれ、多様化が進み、様々なことが可視化されるようになりました。
今は、いとも簡単に化けの皮を剥がされてしまう世の中です。
そして従来と違い、よくも悪くも、レールが用意されていないとも言えます。
いろんな自由と引き換えに、不安も増している世界なのです。

そんな中で、現代に受け入れられているであろう人たちを考えてみます。
すぐに思い浮かぶのはYouTuberやTikTokerでしょうか。
世代によって、思い浮かぶものは異なるでしょう。
もう少し考えてみます。
お笑いでいうと、第7世代の芸人たちでしょうか。
もしくは、サンドウィッチマンでしょうか。
NiziUのプロデューサー、J. Y. Parkかもしれません。

なぜ、彼らはこの時代に、
ここまでの人気を勝ち得ているのでしょうか。
私は、こう考えます。

彼らには、裏表のない誠実さがある。
そして、これまでのあらゆるしがらみや
既成概念にとらわれず、
世の中の変化や多様性を受け入れる心がある。
また、自分の軸や明確な意思をもっているから、
間違っていることにはきちんとNOと言える。
誰かを傷つけるわけではない。
そうして、
自分で自分の道を切り開いていく。
自分のレールを、自分で敷いていく。

どうでしょうか。
あなたの周りに上記に当てはまる人はいませんか。
こういう人の周りには、人々が集まっていませんか。
すごくカッコいいですよね。

何が言いたいのか。

これは広告も同じだということです。
誠実さをもち、既成概念に囚われず、
世の中の変化や多様性を受け入れられる。
明確なスタンスを持ち、それを正しく発信できる。
ときにはうまく伝えられず炎上してしまうかもしれないけれど、
社会を良くしよう!という姿勢は、かけがえのないものです。

だからこそ、もっと物事を大きく捉えるためにも、
広告で働く人々こそ、社会テーマ性のある課題に、興味関心を持つべきだと思っています。
師事している方も、上司も、
教養。リベラルアーツの話をされます。(特に哲学と歴史!)

例えば、アメリカのBlackLivesMatterをはじめ、
少数民族や異文化、LGBTQIA+に対する人権問題。
一日に何トンも漂着するゴミの問題。世界各地の異常気象。
これから必要になる再生可能エネルギー。2020年になっても終わらない戦争。

あげるときりがないですが、
みなさんは、一度くらい、これらについて考えたことはありますか?
頭では理解しつつも、どこか外の世界の話でしょうか。
身近にきっかけがないと、想像するのが難しいことも分かります。
しかし、それをそれで片付けてはいけない。

例えば人権問題。差別とか。
みんな言わないだけで、あるいは悪気がなく言っているだけかもしれないけれど、日本にも根深く残り、そこら中に存在する問題ですよ。

だいぶ脱線しました。

つまり、私は広告を通して、もっとそれに触れる人々の視座をあげるお手伝いができるのではないかと思っているんです。
少しでも、それについて語り合える人が増える世界。
相手に対して想像力が働かせられる世界。
その知識や意識のアップデートを、広告を通してできるのではないか。
そう考えています。

これには、もちろん行動も伴わなければいけません。
「じゃあ、レオって今何ができてんの?」
そう言われると、自信を持って答えられることは、正直まだありません。
だから、それを今から実行していこう。
そう考えています。

何事も大きく捉えると、なんだかワクワクしてきませんか。

こういう問題をテーマにすることは、
正直怖いです。リスクもあるでしょう。
でも、それに誰かが取り組まなければダメだ。
そう考えています。

同志よ、集まれ!

磯野伶央

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