テーマ9 事業戦略②(競争優位の源泉)
「規模の経済」:製品・サービスの産出量が増えるごとに、単位あたりの
固定費が減少し平均費用が下がること(いわゆるスケール
メリットのこと)
「経験曲線効果」:製品の累積生産量が増加するに従い、製品1単位あたり
の生産コストが一定の割合で減少するという生産量と
コストの関係を示す経験則のこと
⇒経験を重ねることによる作業者の熟練(学習効果)
や、生産工程や生産設備の改善などによるもの
つまり、経験を積むことで得られる効率性
「範囲の経済」:複数の事業活動を行うことにより、それぞれの事業を独立
して行っているときよりも、より経済的な事業運営が可能
になること
⇒つまり、1つの資源を使って1つの事業を行うより、複数
の事業を行ったほうが得ということ
⇒例えば、「光学技術に対する研究開発」を「プリンタ事
業」「カメラ事業」「コピー事業」「FAX事業」で使う
など
「シナジー」:相乗効果のこと
「速度の経済」:スピードを上げることによって得られる経済的便益の総称
⇒速度の経済性によるメリット
・他社より早く製品を市場投入することで先行者優位を
獲得できる
・利益率が向上する
・在庫回転率など投資効率が高まる
「集中化と外部化の経済」:ある事業分野や業務活動に特化すること
独自能力の強化といった効果がある
⇒集中化を行うためには外部化を行う必要が
ある
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