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心象 - shinsho -の物語

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日常。 繰り返される大切な時間。 考える事であったり、 人であったり、 触れるものであったり、 食べるものであったり、 ​そうした無限な大切を綴ります。
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#心

SNSから遠ざかる自由さ

 一時期、もう3年前になるでしょうか。私はSNSから遠ざかっていた時期がありました。Face boo…

言葉を使わない生き方

 言葉の語源は、「言」が言う事が事実にも成り得る重い意味を、軽い意味を持たせるために「端…

モノと生きるということ

いつも何かを従わせてはいないかい。 大切にしているモノも従わせてはいないかい。 いつも朝…

直視と同感

やわらかは心 果てる心 時に逃避し 小さな光。 ゆるやかに やさしく。 生きるは強く 耐…

大切なものは、いつも身近に

 私は外に何も求めない。  心が落ち着く幸せを感じるものは、いつも手の届く範囲にある。 …

招ぶ心

 僕がしたい事とはなんだろう。  幼い頃から、良いと言われ続けた価値観の中で作られた音楽…

毎日、毎日、音や響きを感じてくらす。

 北鎌倉は、春から夏にかけて蛙の鳴き声が、そして鶯も。夏は忙しく多くの鳥の囀りが。そして夏の終わりには秋の虫たちが。一年を通して竹の笹が風で揺れる音が。私の心に届きます。  そうしていると、音階や音色という概念から解き放たれて、ただ、こうして時間が過ぎていく事への清々しさであったり、ただ陽だまりを感じられる幸福であったり。  そういえば、私がまだ北海道に住んでいる頃、冬が楽しみで仕方がありませんでした。ストーブの心地よさと匂いや音であったり、雪が降れば、降り注ぐ音であった