わたくしたちは誇り高く
もし僕が敬愛する漫画家の先生が同じようなことになったら、きっと正気ではいられない。
だからXでいかに不穏なポストが飛び交っていても、その棘を湛える蔓の先に確かに花があったことを思い浮かべながら、静観するしかないと思っている。
今も調子を崩している僕だけど、前回調子を崩した(www)8年ほど前、とある漫画に救われたのだった。同じ時代に生まれて良かったと思える人のひとりだ。静謐な時間を描くのが得意で、その中で緩急ある展開や登場人物の心情がきらりと光る。大衆向けではないかもしれないが、僕はバイブルのように大事にして、ときおり開くようにしている。
僕の記事を読んでいるnoterさんの多くは、原作、というものを持っている。僕も何作かは持っている。そのことは非常に尊いことなのだろう。
創作者のほとんどは作品を書かないまま終わり、残りのほとんどは書き終えないまま終わり、ほとんどは発表や投稿しないまま終わり、ほとんどは選ばれないまま終わる。そんな中で原作を持っていること自体すごいことなのだろう。
わたしは手元にあるいくつかの原作を、心から慈しむことにした。我が子というとニュアンス違う気がする。きっと誇りなのだと思う。物凄い時間と労力をかけ、今もなおそこに結実してくれている。胸を張って人に紹介できる。
ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います!