dynabook・T451/57DRのCPUグリス交換
この記事は、TOSHIBAの2010年頃のdynabookを自分でネジを外してグリスを塗り直そう、というものである。
備忘録おじさん、というと話が早い人も多いかと思うが、なぜ最近は備忘録おじさんが少ないのか?お前がならないからだ!と、心臓を鷲掴みにされるような言葉を見かけたので、私も備忘録おじさんとして足を踏み出そうとした第一歩の記録でもある。
なので拙い点やツッコミどころなど、優しくスルーして頂きたい。
本題に入る前に
私が今回使ったdynabookだが、充電コードに問題があるらしく、うっかりすると発火するものだったので、交換して貰っている。
同じくらいの年代のdynabookを使っている方は、公式ページで対象のものか確認してみるといいかもしれない。
ここからが本題
こちらが外観、蓋を閉じた表側。
裏にひっくり返す。
どんなPCでもそうだが、まずは必ずバッテリーを外さないと危ない。
赤丸で示したネジを外してゆく。
ここだけでも、メモリ交換やSSD換装などができるので、お手軽な機種である。
初期状態ならHDDがネジ止めされている。
このネジを外し、右側に引き抜き、記憶媒体を外しておく。
ここを外さないと、マザーボードをひっくり返せないので必ず外すこと。
おじさん見習いこと私は、一度失敗した。
赤丸で示したところは12箇所、青丸で示したところは2箇所。
ネジ止めを外すと、赤と青でネジの見た目が違うが、別に分けておいても分かりやすいかもしれない。
青で塗りつぶしたところが、ただはめ込んであるので、中心から外してゆくのがおすすめ。
小さなマイナスドライバーなどを軽く差し込むとよい。
4箇所ネジ止めがあらわれる。
こちらも外してゆく。
そうするとはめ込まれた薄いキーボードが、外せるようになる。
しかし、一気にべりっと外そうとすると、本体と繋がっている線が無理に外れてしまうので、ゆっくりおこなう。
はめこんであるつめを指でも起こせるので、コードを外す。
赤丸で示したネジを全て外す。
側面のDVDプレイヤーの蓋に、丸い穴があいているので、蓋が開くまで細いものを差し込む。
DVDプレイヤーの交換などを行う時はここで付け替えることも出来る。
まるっと抜き取っておく。
ふたつはつめを起こすタイプ、ひとつは引き抜くタイプなので、後者のものはピンセットがあるとやりやすい。
DVDプレイヤーを丸ごと抜き出したところの下にまだネジがあるので、外してゆく。
DVDプレイヤーを外さずにマザーボードにたどり着くことは出来ないので注意。
赤丸で示したネジ、コード、青丸のネジを外す。
コードはつめを起こすタイプなので、簡単に外せる。
赤と青でネジの種類が違うので注意。
まだ繋がっているコードもあるので慎重に行う。
赤丸で示したネジを外してゆくが、ネジの横に数字が振られているので、その順に外してゆく。
ガピガピだった。たぶん、熱暴走がこれのせいで起きて急に落ちるので、綺麗に拭き取ってから塗り替える。
結論から言うと粘り気が強くてめっちゃ難しかった。
塗りすぎな気もするが、はみ出してはいないので、これで……。
グリス交換終了
あとは逆の手順でつけ直して、最後にバッテリーをつければ完成。
起動確認をして、キーボードなどが反応するかみてみるとよい。
私は最初に開けた時にネジが余ったり、電源ボタンが何となく浮いたりと、備忘録おじさんの足元にも及ばない出来だったが、しっかりはめ込んでいけば、力も必要なく組み立て直しも楽なパソコンだったと思う。
温度は結局どうなったのかといえば、5〜10度下がった気もする。
夏だもの。分からないよ。
終わりに
備忘録おじさんがなぜ「備忘録」なんて控えめな表現をするのだろうと、いつも不思議だった。
なんてたって、名前のないヒーローというやつで、私にとっては今も昔も、彼ら(彼女らかもしれない)はヒーローなのだ。
でも自分で書いてみた時に思った。
「公式のものでもなく、しかもこんな10年前の機種を買った人にしか意味がないページなんて、誰が見るんだ?」と。
そして、やはりつけ加えておこうと思う。
全ての工程は自己責任で行ってください。
たどたどしい備忘録おじさん見習いからのお願いでした。
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