レニィさんと寄付金のその後。

反射的に、おいぬさん一匹でも、その家族でも、
悲しい思いをさせたくないと寄付した先の、
その後のニュースが追えるように、
してみたのだけれど、

あのニュースの影響で、いろいろなところから、
きっと沢山の要望が届いたのだろう。

避難してきたおいぬさんと家族への
特例措置が取られる。

というニュースに、
もやもやしてしまった。

予防接種をして、抗体がつけば、
早めに検疫施設から出ていいという、
特例措置。

少なくとも金額的負担は減るし、
離れてしまうおいぬさんも家族も、
一緒の方が安心だろうと思う。

だけどこの特例で、多くの国内の動物と、
人間が狂犬病という確実に死を迎えるしかない
恐ろしい病に晒される危険度が上がる。
という、意見は大変正しく。

特例措置など認めるべきではないと、
言うのが本当に正しいことなのだと思う。

きっちり180日(潜伏期間等の考慮)、
きちんと隔離してから入ってきてほしい。
その意見は正しいことだ。

もしこの特例のせいで、国内で狂犬病が
発症して広まれば、
避難してきたはずの人たちへ
確実に怒りが向けられるだろう。

それは、寄付金への願いとは、
全く違う行き先になってしまうように思える。

寄付をしたせいで、
この特例措置が押し進められたのだとしたら、
わたしはとても悪いことをしたのではないか。

そんなもやもやとした気持ちでいっぱいになる。

しなければよかったとは、言えない。
したことで救われる何かはある。
ただ、行き先が不本意だ。

特例措置ではなく、補助金という制度として、
正しい検疫と予防になってほしかった。

そんな、愚痴である。

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