レニィさんとおひとりさま。

昨年末、お付き合いさせていただいていた人とお別れした。

アラサー職なし彼氏なしである。

いろいろと、思うところはある。
でも後悔はしていない。
理由は、"おひとりさま"がわたしに案外合っているというところだろう。

元々そういう傾向はあったのだ。
人と上手く関われないので、友だちも少ない。
趣味が結構なオタクなので、職場で友だちとかもいなかった。
小学生の頃から、休み時間は読書の時間。
隙からば本を読む。給食を早く食べたのも、デザートのジャンケンに参加しないのも本を読むためだ。

大人になると、自分で自由に出来るお金と、行動範囲が増える。
自ずと一人でいろんなところに行けるようになった。

一人でアニメイトに行って、推しグッズを買い。
一人でゲームセンターに行って、アイカツ!をプレイして。
一人で水族館に行って、ただひたすらに楽しんで。

中でも、一人映画館デビューほど楽しいものはなかった。
好きな時間に、好きな映画を、好きな回数だけ観れるのだ。これほど楽しい事はなかった。
一人っきりで、レイトショーを観に行った時は、映画だけじゃなくて、夜の街を歩くということにすらドキドキしてワクワクした。

だから、お別れしてから半年。
今、思ってしまったのだ。
あぁ、これからは相手を気にせず好きなだけ一人でどこへでも行けると。

アニメイトを適当な順番で回って帰ってもいいし、欲しいものだけ買って帰ってもいいんだ。
ゲームセンターで好きなだけプレイするのもいい。
水族館は好きな水槽に張り付いても、何度も巡回してもいいし。
映画館に行った後の感想だって、Twitterで呟いても、呟かなくてもいい。好きなジャンルを観て大丈夫なんだ。

大変申し訳ないのだが。
わたしは"おひとりさま"になったことに、幸福を感じてしまっているのだ。

相手からしてみれば、なんてひどい人間だろう。
そう思う事はある。そう糾弾されても仕方ないと思う。

けれど、わたしは"おひとりさま"を手放したくない。
申し訳ないけれど、そう思うのだ。

そんなわたしは"おひとりさま"を謳歌している。
最近は一人でカフェとかも行けてしまう。
そのうちディズニーランドも行けるんじゃないか、と思う。
その日が来るのが楽しみだなと思う。
そんな今日この頃だった。

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