総受けvs総攻めフェスタ　前期投稿作品一言紹介

　進捗はいかがでしょうか。

　企画前からむずかしいお題だと思っていましたが、すでに「ムリっす」と声をあげスト6に帰られた方も一人観測しており、フェスタというわりに気軽に参加できなくて正直すまんかったと百回ぐらい言っている今日この頃です。　
　ですがそんな難易度ハードのレギュをクリアしている作品が現時点で3作品あり、とても嬉しい限りです。
　せっかくなので全作品の一言紹介をしていきたいと思います。
　三作品ともヘキ強めクセ強め。同じテーマと思えないほど多種多様です。気になる物語がありましたらぜひ読んでみてください。

1.セブンスター・シンドローム/  惣山沙樹【総受け/BL】
　読み終わった瞬間、総受けを知っている味だー！となりました。
　一番槍でここまでド正解が来てしまうと、後続へのハードルを無限にあげてしまわないだろうかと不安になるぐらい、BLを書き慣れている方が書いた物語です。
　総受けジャンルは魅力的な人物を書き上げることが要だと考えているのですが、受けである美月の儚い美しさと隠れる芯の強さがとても好きです。そして何より攻めの蒼士です。
　うさんくささ、真意の見えなさ、心のありかの分からなさ。
　何を考えているのか分からないのに、望みのものを与えてくれる怖さのある男。　
　今まで溺れないよう生きてきた美月が選んだ選択はよかったのか。五千字でおさまっているとは思えないほど濃密な物語です。

2.総攻め蠱毒/姫路りしゅう【総攻め/BL】
　総攻め蠱毒です。
　その名のとおりに攻めを集めて戦わせ頂上決定戦をする物語です。こういうおもしろワードは思いついても物語として展開していくのは非常にむずかしく、下手するとおもしろワードが一番おもしろい、となってしまう場合があります。
　ですがそこはさすがの姫路りしゅうさん。
　次々と出てくる攻めを攻略していき、二万字で本当に終わるだろうか？俺の戦いはここからだエンドにならないか？という恐れをものともせず、広げた風呂敷をきっちりまとめて終わらせる手腕のすごさ。
　ノーモザイク・ノーライフの時にも感じたのですが、コントロール力が抜群だと改めて感じた物語でした。個人的には三戦戦のありものしりとりが一番好きです。
　総攻め蠱毒はどのような戦いを経て終わりを迎えるのか。ご興味ある人はぜひ。

3.イトシキ　ミチヲ/惟風【総攻めBL】
　吸血鬼タグをみた瞬間、ひょっとして主催の心臓を狙っている……？となったのですがツイートをみて、やっぱり狙いにきている！となりました。人外はいいぞ。吸血鬼はいいぞ。
　殺りチンの物語です。殺りチンってなんだと思ったらいきなり始まる怒涛のロケットスタート。チンコ強い。ちんちんは武器。
　惟風さんにダメ男を書かせたら非常に強いと思っています。しかもレパートリーが非常に広い。超絶ダメ男の場合もあれば、リアリティのあるどこか身近にいそうなダメさを抉るような描き方もあります。
　今回もまた雰囲気からダメそうな男が主人公なのですが、いつもと一味違い、どこか愛嬌のありほっとけなさがある。
　今まで抱きたいと思った相手は抱いてきた主人公が呪いをうけ、すべてを失ったあとに、たった一人と運命的に出会い望んだ願いとは？
　総攻めとはなんぞや？それは誰よりも強いチンコを持つ男だ！という強いアンサーを感じられる物語です。

　以上、前期投稿作品一言紹介でした。

　後期はやるか検討段階中ですが、企画終了前に10作品以上きたらピックアップをするかもしれません。
　まだまだ締切まで日数がありますので、参加を様子見している方も初めましての方もお待ちしていますー！
　ではよいお年を。