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医療従事者の方へ。息のしやすいN95マスクは、あります!!!【おすすめDS2マスク・4選】

最近『マスクは無意味』という意見を目にすることがあります。

そのような方のほとんどは『マスクの網目が大きくウイルスは小さいから意味ない』という考え方だと思いますが、それに関しては誤りです。

ぜひ以下の記事をご覧になってください。

◇◇◇

いわゆる『不織布マスク』の多くは普通に装着したくらいでは大きな隙間が生じます。

それに対して『N95マスク』は装着時の隙間を減らす形状的な工夫がされており、マスクを正しく(極力隙間なく)装着することが比較的容易です。

もし私が医療従事者等、感染リスクの高い仕事をするのなら職場全体として『N95(DS2)マスク』を使用することを強く希望するでしょう。

ということで、今回の記事ではこれまで紹介してこなかった『本気で防ぐマスク』をご紹介します。


◆N95マスクについて

マスクに関する認識として『N95は息がしにくい』というものがあります。

一般人はともかく、記事を見ていると『医療関係者』の方までそのような認識を示している方が多いようです。

誤解というか『昔はそうだったし大半はそうである』と言えるかもしれませんが、息がしやすいものはあります。

◇◇◇

『息がしやすい』というのも主観的なものなので難しいですが、『吸気抵抗』が数値で示されていますので、それを指標に判断できるかと思います。

なお、マスクを隙間なく装着することは『適当にサージカルマスクを着けている状態』とはまったく違います。

なので、今回ご紹介するマスクを着けることで『それよりは苦しいし蒸れる』というのは間違いないでしょう。

とはいえデスクワークや軽作業程度で『1日着けていられない』ということはないです。


◆息のしやすいDS2マスク

N95はアメリカの規格ですので、日本の同等の規格であるDS2でおすすめ順にピックアップします。

なお、【】内は吸気抵抗平均値(Pa)でDS2の規格では『50Pa以下』が条件です。
理屈上、数値が低いほど息がしやすいです。

  1. 3M・Vフレックス 9105J-DS2 【20 Pa】

  2. 興研・ハイラック マスク 350 【35 Pa】

  3. 重松製作所・DD11-S2-5【41 Pa】

  4. 3M・8205-DS2【34 Pa】

ちなみに、N95規格では吸気抵抗の条件は『343Pa以下』です。
DS2の試験流量の2倍以上なので単純な比較はできないですが、規格だけで判断するのであれば、DS2のほうが息がしやすいものが多いと言えます。

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以下、今回4選に入れてもよかったかもしれないものです。

  • 3M・Aura(1870+)

  • ヤマシンフィルタ・Zexeed 6240

  • NafiaS・N95マスク

  • Kimberly-Clark・N95(日本では手に入らないかも)

興味のある方は調べてみてください。


◆個別情報

先にリストアップしたもの4種の製品情報を載せておきます。
すべて『モノタロウ』で取り扱いしていましたので、スクショを載せておきます。

◇◇◇

・3M・Vフレックス 9105J-DS2 【20 Pa】

使い捨て式防じんマスク VFlex スリーエム(3M) 防じんマスク(使い捨て式) 【通販モノタロウ】[2022.07.25 引用]
https://www.monotaro.com/g/01031632/

◇◇◇

・興研・ハイラック マスク 350 【35 Pa】

ハイラック マスク 350 興研 防じんマスク(使い捨て式) 【通販モノタロウ】[2022.07.25 引用]
https://www.monotaro.com/g/00155405/

◇◇◇

・重松製作所・DD11-S2-5【41 Pa】

使い捨て防じんマスク(弁付) DD11V-S2 重松製作所 防じんマスク(使い捨て式) 【通販モノタロウ】[2022.07.25 引用]
https://www.monotaro.com/g/01144919/

◇◇◇

・3M・8205-DS2【34 Pa】

防じんマスク No.8205-DS2 スリーエム(3M) 防じんマスク(使い捨て式) 【通販モノタロウ】 No.8205-DS2 [2022.07.25 引用]
https://www.monotaro.com/g/00264307/

◆補足

息がしやすく安価であるという理由で『Vフレックス』をトップに選びました。

上に挙げた『ハイラック』『DD11-S2-5』は接顔部全体にクッションが付いておりフィット感が優秀です。

『8205』は特徴というのもない感じですが、おそらく世界的には定番のタイプ。

ちなみに、先日偶然にコロナ対応の救急隊員と思われる方を割と近くで見る機会がありましたが、『ハイラック』を着けていたと思います。

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今回のDS2のものでも息が苦しいと感じる場合、DS1のグレードに落として選定するのも良いと思います。

DS1は微粒子捕集性能が80%(以上)に落ちますが、多少吸気抵抗は良くなります。エアロゾル対策であれば、隙間が出来ないことを最優先に考えるべきでしょう。

また、マスク内の蒸れについては、現場が許すのであれば『排気弁付き』のマスクを使うことで多少改善する可能性があります。

今回の4種の中では『Vフレックス』以外のものは『排気弁付き』のグレードがあります。


◆おわりに

これまでの私の記事では『一般人の日常利用』を想定し、今回のような『N95(DS2)マスク』はあまり情報として出していませんでした。

オーバーヘッド(頭掛け)型は『ちょっと外す』というのが手間ですし、かたちも目立ちます。

一般人としてはなかなか使いづらいかと思いますが、本気で防ぎたい状況では検討していいものです。

医療従事者の方であれば、今回のようなものを既に着けている方もいらっしゃると思いますので、奇異には見られないでしょう。

高リスク環境であれば、ぜひ活用するべきものかと思います。

なお、ご自身が感染(療養)している場合はマスクを着けることで重症化するリスクが推測されています。極力マスクは着けないほうがいいでしょう。

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どうしても耳掛けが良い場合は以下のものをおすすめします。
無名メーカーの『KF94』は粗悪品が多い印象ですが、以下のものは良いと思います。
よろしければどうぞ。


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