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真夜中乙女戦争 備忘録

 一回目
とにかく全体的にまとまりが良くて主題歌もストーリー展開も含めて今の時代に合ったスタイリッシュでオシャレな映画だな〜って印象だった!
あとオタク的視点だと永瀬廉のあの国宝横顔を拝める瞬間がめちゃくちゃ多くて眼福だったのと、廉くんは陰のある役がすごく似合うなぁって思ったな〜。あとね、エライザと永瀬廉の並びがとにかく美しい。ひとつひとつの瞬間が絵になるの。あれはあの2人だから成り立つんよね。

3回目 コメンタリー上映
コメンタリーしてきたけど、私的には複数回目でも無しで見た方が良いかなぁ。小説とかでもそうだけど、行間を読んだり余白を楽しむのが好きだから、ここはこうなのかなぁこういう意味があるのかなぁ、とか自分で解釈して落とし込む方が好きだなって思った私は!答え合わせみたいな感覚で観たら意外と作り手の考えてたことと違ってうーん?ってなったりすることもあるし。笑
まじで映像としてものすごく美しい映画だなぁ。てか廉くんのビジュアルが美しすぎてそれを大きいスクリーンで観たいってのが何回も通っちゃう一番の理由なんだけど!廉くんの憂いの表情だったり死んだような瞳の演技だったり横顔だったり、陰のある役を演じてる廉くんの表情一つ一つをしっかり目に焼き付けたくなる。あとはひと通り映画観たら今度は一から原作を読んでみます。また別の切り口で作品を解釈できると思うし。普通に小説として読んでみたい作品だし。
廉くんの顔の造形の良さも十分に堪能できるんだけど、それプラス、ナレーションの声がまた良いのよ。廉くんの声、まじ良いよなぁ。声で堕ちたって言ってもいいくらい廉くんの声ほんと好きなんだよね。歌ってる声も綺麗だけど、喋っても響きが柔らかくて耳心地が良い声なの。ナレーションは関西弁封印して標準語で喋ってるのも新鮮でかわいい。

5回目
5回目にして初めてキスシーンをちゃんと観たの!めっちゃくちゃ良かったしめっちゃくちゃ興奮したよね〜。廉くんちゃんと唇食むんだ…くっつけるだけじゃないんだ…とかわりとリアルで良かったよまじ。リアルではあるけどエライザと廉って時点でもはや絵画で現実味ないし、総じて美しすぎて嫌悪感とか全くなかったな。あとキスするとき喉仏動くのめっちゃ生々しくてやばかった。はやくBlu-ray買ってあのシーン何回も観たい。(変態)
あとね、先輩とLINE交換するシーンでゼリー飲料かなんかをちゅーちゅー飲んでた私ちゃんに5回目にして初めて気づいてカワイイッッ!!って悶えてしまったよ。先輩に話しかけられるまでボーッとしながらちゅうちゅう飲んでたのに、話しかけられて慌ててしまうとこが初心っぽくて鬼カワイかった。

そうだ原作も半分くらい読みました。したら意外と原作では私ってもっと関西弁で喋ってるのに映画はオカンとの電話のシーン以外なかったな〜。って思ってちょっぴり残念。廉くんリアル関西弁だし、キツめの関西弁で佐藤と話してるシーンとかも観たかったなぁとか思ったりした。

個人的にこの作品は、ただただ純粋な恋愛と何者でもない自分の人生への焦りに対する葛藤を同時進行で描いてる映画って印象だったかな。その二つに対する気持ちが"私"の中で絶妙に混ざり合って結果的に取り返しのつかないところまで行っちゃうんだけど、何て言うんだろうなぁ…私がしでかした事って決して正当化できることでは無いんだけど、それによって私自身の中で色んなことが変われたのも確かなんだよ。だから"最悪のハッピーエンド"なのかなぁと思ったり。これ、どっちの視点を優先するかで見方が変わると思うの。"自分"を"世界"より優先したら、この結果は世界にとっては最悪だけど、無気力だった自分が生まれて初めて大きい決断をして起こした暴挙で(いや迷惑すぎるけどね?)何もない自分に憤っていたならその鬱憤からはものすごく解放されたのかな、と。逆に、"世界"視点で見たら1人の人間のエゴで全てが破壊された訳だからバッドエンドだよね。全部のシーンの意味が分かったわけじゃないけど、なんとなーくふわっと私はそういう風に解釈しました。

ここいらであたしの好きなシーンとシーン別に思ったこととか解釈まとめとこ〜。

・新歓パーティーでずっと壁とお友達してるれんてゃ。まだピュアピュアでかあいい。
・黒服の放火の瞬間を目にして、今までの"私"を捨て去って黒服に加担するとこ。ここかなり好き。廉くんの瞳の演技が素敵。目がおっきいから見開くと感情が伝わりやすくて良いよね。そっから黒服を追って走って逃げるとこも良い。カット的にも緊張感ある"私"の顔の寄りのスローカットから決意して書類を投げて走るスピード感あるところとの対比がまた良い。ドキドキ感を煽る感じがすき。
・車燃やしながら黒服が喋るとこ。あそこでなんとなく"私"は"普通"を破壊してくれそうな黒服の言葉に救われて惹かれていってるのかなと思う。
・かくれんぼのシーン。もうね、先輩のこと目で追っちゃってるのよ。好きになっちゃってんじゃねぇよマジで。でもかわいいなぁ。って感じでニマニマ見てる。先輩に見惚れてて鬼が数えてるのに気づかないでボーってしてるのもかわいい。しましまの服も絶妙にダサくてかわいい。まあ廉くんが着れば何でもカッコいいんだけど。ゴミ箱から見つかっちゃうとこも鈍臭くてかわいい。ボーリングで勝ったらのご褒美に先輩を東京タワーに誘っちゃう私ちゃんかわいすぎでしょ。経験豊富な年上のお姉さんにからかわれる初心な私ちゃんすき。あとここ地味に黒服と私と先輩が揃ってるのエモいってかうわああってなる。運命の歯車が狂い始める始点というかさ。この後私に大きい影響を及ぼす2人な訳だから。エモいよな。
・アジトに案内されて黒服と私が完全に仲間になったシーン。なんか観ようぜって黒服に言われてちょっと微笑む私にジーンときた。だって映画始まって初めて笑ったんだもん。んでその後屋上で浸っちゃってる2人。私ちゃんの破壊発言で笑い合ってる2人、こっちからしたらめちゃくちゃ厨二病じゃんて感じだけどw もう完全に同志の顔してるね。ここが破壊計画の始まりだよね。
・ブロッコリー🥦のシーン個人的にめっちゃ好きwww細かく言うとアジトでブロッコリーを飾ったテーブルでブロッコリーの乗ったトーストを食べてる状況がシュールでツボ。
・時系列どこか忘れちゃったけど、先輩とLINE交換するシーン。でもご飯は奢らせて下さい、って言う私ちゃんがさぁ…私ちゃんさぁぁ!あーもう先輩のことめちゃくちゃ好きじゃん…て複雑な気持ちになる。先輩に恋しても幸せな未来は無いこと分かるから…でもめっちゃ純粋に先輩に恋してる私もかわいくて眩しくて…切ないよね。

好きなシーンはまた思い出し次第追加していきます!!!

今回はここら辺で。

こんなあちこち散らばり放題の文章を読んでくださり誠にありがとうございました。

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