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33歳の卵子凍結 ⒈はじめに

1. 自己紹介

・ はじめまして。檸檬きいろです。
・ 社会人歴10数年の30代会社員女性です。
・ 33歳のときに東京都内の病院で「選択的卵子凍結」を行ないました。
・ 私個人としては「やってよかった!」の一言に尽きるのですが、一方ですべての女性にとって必要なものではないと考えています。
・ 本体験記が、「選択的卵子凍結って、私にとって必要なの?」を考えるきっかけや検討の一助となれば幸いです。

2. 本noteの趣旨

・ 33歳/都内在住/独身の会社員女性が、「選択的卵子凍結」の必要性を検討し実行したプロセス、スケジュール、金額感、仕事との両立のリアルなどを、なるべく具体的かつ体系的にお伝えすることを目指します。
・ 本体験記で言及する「卵子凍結」は、「医学的に妊孕性喪失が差し迫っている状況ではない女性」が「自身の将来のライフプランのために実施」する「選択的卵子凍結」を指します(※がん患者の方の生殖機能温存を目的とした「卵子凍結」については記事の対象外となります)。
・ 記事の内容は個人の体験談・私見であり、すべての読者の方に「選択的卵子凍結」を薦める内容ではないことをご了承ください。

3. なぜ書こうと思ったか

大きく下記の3つの理由からです。
1)経験者の絶対数が少ない。
・ 周囲の人たちと話していても、「経験者」がまだ決して多くはないのが実態かと思います。一方で、年齢の近い女性に「実際どうなの?」を伝えると、病院での説明会に足を運んだり、卵子凍結に踏み切ったりする人も多いです。
・ note上での「#卵子凍結」の数は、約800件(2023年4月1日時点)。最近は体験記も少しずつ増えてきたように思いますが、まだ多くはない。
・ 一部の女性メディアで「卵子凍結」が特集されていますが、検討段階のものや、40代以降など年代が高めの方の話も多く、参考になりづらい。

2) 体系的な情報が少ない。
・ WEB上にある数少ない情報の中で圧倒的に多いのは「主観での体験記」。個人的にも参考にさせてもらったし、ありがたい情報ではあるのですが……
・ 「選択的卵子凍結」がどのようなプロセスやスケジュールで進んでいって、各フェーズでどんな選択が必要なのか情報が知りたいんだ!!!(…と検討当時は思っていました)
・ なので、本体験記は(なるべく)そのあたりの網羅性と具体性を持てたらと思っています。

3)希望者は今後増えていく
・ 昨年12月、東京都が2023年度に「健康な女性の卵子凍結にかかる費用を、1人30万円程度助成する方針」であることを示しました。2023年度は200名程度の対象になるようですが、この枠が広がっていく可能性も存分にあります。
・ また、企業内の福利厚生として「選択的卵子凍結」に対する補助を出す企業が日本においても登場してきました。
・ 「選択的卵子凍結」は自由診療であり、決して安いとは言えない金額がかかるもの。正直、高いです。このような補助が行われることによって、認知度も上がり、対象者の裾野が広がっていくのではないでしょうか。

4. 想定読者

上記を踏まえ、以下のような方を本noteの対象読者と想定します。
・「選択的卵子凍結」のリアルを実体験談から知りたい方
・「選択的卵子凍結」を実施すべきかどうか検討している方
・都内病院への通院が可能な方/34歳までの方/未婚の方→こちらが当てはまる方は、より具体的な部分で参考になるかと思います。


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