今までにしてよかったバの一覧
よかったもの
1位 塾講師
大学入学と同時に始めた塾講バは、3回生の時まで長く勤めた。
塾業界はピンキリなのだろうけど、周囲の塾講バをした友人たちの話を聞く限り、自分の職場は相当上澄みだったらしい。
具体的には、労働した時間は自己申告、休み時間にも給与が出る(夏期講習の昼休み1時間でさえ)、シフトの融通、給料の高さ、私服、その他すべてがホワイトだった。飲み会の費用はもちろん塾側が全部出してくれる。
形だけの研修はあったけど、実質的にぶっつけ本番で担当の生徒をつけられて、そういう無茶ぶりを好む自分としては却ってやりやすかった。
生徒はクソ生意気だけどみんな可愛くて、勉強ができなくて苦しむ生徒に向き合って突破口を探って伸ばしていくのは本当にやり甲斐があったし、よい経験になった。
塾講師に限らずとも、大学生は子供と関わる活動をした方がよいというのが自分の強く主張するところです。
2位 コールセンター
休学していた期間に2ヶ月短期契約でガッツリ勤めていた。
詳細は省きますが一般的なコールセンターではなかったので、毎日ビシッとスーツ着て都心の都心まで通勤し、学生がやるにはなかなか面白い経験だったといえる。ビジネスマナーの勉強にもなる。
業務としてはテレオペで、お客様からの質問に回答したり何かしらの対応をする業務。
社員の先輩方みんな優しくてすごい居心地が良かった(結局、業種より環境なんだよな…)。
絶え間なく電話が来るわけではないので、暇な時間が多く「これでPCの勉強でも」と先輩がofficeソフトの教科書をくれて、勉強したりこっそりExcelで旅程を立てたりしていた。隣の席の人と仲良くなり、通話の妨げにならぬよう気をつけながらずっと喋っていて、受電した瞬間真顔に戻るスクランブル発進を繰り返していた。
時には問題のあるお客様もいるにはいるが(こっち側でブラックリスト的なものを共有しているので分かる)、レスバしたい気持ちを抑えつつ、笑顔で共感しながらご丁寧に対応すれば納得していただけた。
電話対応が苦手な人は多いと聞くのでやるまでは緊張していたが、ストレスを感じなかったので、これは自分でも意外な一面だった。
3位 役所
上と同じく、休学していた期間に2ヶ月短期契約でガッツリ稼がせてもらった。
ずっとPCの前に座って事務作業ではあるが、住民の個人情報が思い切り見えてしまうレベルで公的機関の仕事だから、やり甲斐もあった。
繁忙期だから募集されているわけなので、忙しかったが、その方が時間が経つのが早く感じるしよかった。
役所仕事なだけあって1つのミスもあってはならないので、どこかで紙1枚行方不明になった時は手伝ってみんなで箱開けて捜索したりトラブルが面白かった。そういう緊張感のある環境は楽しい。
4位 占い
一般で募集されていない、知人に誘われてやった唯一のバ。
実はある占いができるので、ある商業施設のブースでやっていた。
占いといってもイメージされるようなものと違って、占いはやるけれども実際はお客さんと対話しながら性格等の分析をしていくのだ。
私は占いを信じていないけど(それでいいのか?)、それがきっかけとなってその人の考え方等々を紐解いていくことができる糸口になり得るので、有意義な時間になれば嬉しいと思っている。
そういうエンターテインメントだと思っていただければ。
上の人が私のことをやたら気に入ってくれて有難いことだった。
大学生の時に毎年数日間やっていだけではあるけどなかなか面白い経験だったと思う。
5位 什器
百貨店のイベント後に什器を片づける仕事。
冬休みに暇で、今日単発でバをするか~と思ったので応募したその日に行って働いた。
ただ解体して運ぶだけだったので楽で、時給も良かった。
高校生?がメインの層だったので活気があって、こういう手軽にできるバもあるのかと面白く思った。
よくなかったもの
1位 飲食店
冬休みに単発バをしようと思って短期のをやっただけですが。
居酒屋寄りのお店で、相互監視の目が強く、サボっているとお局様にバレて怒られるので大変だった(サボるな)。
物理的にお局様の目が届きにくいポジションを見つけ、その仕事をやりたいと申し出て、人がいる時だけ忙しい風にするなどしてやり過ごした。
お客様は皆良い人ばかりなので楽だったが、直接見てはないけど社員が「それ以上やったら頭突きしてやろうと思った」などと客とトラブルも起きていて大変ですねとなった。
変なヒエラルキー的なのがあるから新入りには居心地が悪かった。
時給は低い。
短期だったからよかったけど、こんな場所にずっといたら性格が悪くなりそうだった。
2位 売店
上と同じような感じだった。
夏休み期間の短期バでやっただけなので、上と同じく語れるほど経験したわけではないですが。
サボっているとお局様にバレて怒られるので大変だった(サボるな)。
変なヒエラルキー的なのがあるから新入りには居心地が悪かった。
時給は低い。
賞味期限の早い商品から売れるように最前列に置くことになっていて、1箱単位で何が売れたとかまだ残ってるとか細かすぎる管理をしなければならず狂気を感じた。
後から入ってきた新人さんに教えている時、私の親くらいの歳の人なのに私に対し「先輩の指導は絶対でございます」みたいな雰囲気でいるから、いろんな意味でこれやばいなと思った。ほんと短期でよかった。
3位 福祉施設
大学受験が終わってから、本命である上記の塾が始まるまで1ヶ月の短期契約でやっていたところ。
受験終わりあるあるだと思うけど、意識高い系になっていたので社会勉強だと思ってやってみたのだった。
何か嫌なことがあったわけではないし、職員の人たちも皆やさしいのだが、福祉の世界の空気感が合わなすぎてなんか嫌だった。
あまり具体的に言うと人間性を疑われるし、考えてはいけないことは分かるけど、ここに若者のリソースを投入する意味があるのかな…という……。
傲慢だよな。
自分がそういう風に考えてしまうことに罪悪感があるけど、一つの問題提起として、個人的な社会経験としてはかなり意義があったと思う。
4位 イベントスタッフ
イベントスタッフの派遣に登録だけしていたけど、長期休みに暇だったから何かやるか~と思って1度だけやった。
ある企業の展示ブースを担当した。
商品の知識を覚えて実演したり、来客数を計ったりするなど業務は多岐にわたる。
さぼってるとバレるのが嫌だった(さぼるな)。
扱う商品自体は興味のあるものだったし面白かったけど、ずっとうるさい空間に立っているのは疲れるので、1度数日間だけだけど、またやりたいバとは思えなかった。
なぜか弁当がめちゃくちゃこだわっていてそこだけは最高だった。
毎日違う弁当で、ちゃんとしたところの1000円以上しそうなクオリティのもので、元気が回復した。
5位 開店準備
新規開店するお店の商品を陳列する仕事。
長期休みにお金が欲しかったので適当に応募して5日間の単発でやったもの。
具体的に言えば100均チェーンの開店準備で、見知った商品ばかりなので親近感もあったし、こういう風な意図を持って並べられているのかと勉強になった。
基本的に担当するコーナーを決められて一人でやるだけなので、時間が経つのは遅かった。
早く終えてしまうと仕事が増えるので、無駄なことを無限にして時間稼ぎを行うなども。
そんな風にみんな生産性の低い労働をしていたものの、最終日には何もなかった空間に100均が誕生して感慨深かった。
可も不可もない、普通の仕事だった。
以上10件のバを学生の時にやってみて、いろんな世界を見ることができて非常に良い経験になったと思う。
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