「損得勘定」から「尊徳感情」へ

ビット文字 コーヒータイム

ご無沙汰していました。うはらです。
 
霧雨が降るある日の午後、
私はパソコンに向かって、知人の文章の校正をしていた。

校正だから、誤字脱字などのミスの発見、修正し、
文章の内容まで踏み込む必要はないのだが、
踏み込まずには読めないほどに、
恨み、つらみを感じさせる文章だった。

恨み、つらみの文章に、私は彼の怨念を感じた。

彼がこのままの延長で進んだら“彼は幸せになれない”
と思い、つい手を差しのべた。

というか、手を差しのべずには、前に進めなかった・・・。

つまり、彼の文章に“私の愛の解釈”を込めたのだった。


しかし、私の愛は届かず、却下。

それを知ったAさんが言った。
「うーちゃん、お疲れ損だったかな?」と。

身体中から、エネルギーがドッと抜かれ、
力を失ったうはら。

なぜなら、Aさんの言葉によって、私は、
損得勘定で生きていた過去に引き戻されたのだった。

“自分が一番得をしたい”
“自分が一番愛されたい”と思って生きていた頃は、辛かった。

いつでも、満たされずに、欲求不満の人生を生きていた。


既に愛されている事に気づき、
たくさんの恵みに感謝出来るようになった今は、
”尊徳感情で生きたい”と願っている。

私も、あなたも光を隠し持った素敵な存在。

過去の生き方に影響を受けずに、
“相手の事も、自分の事も尊敬して、美しい生き方をしよう!”

”本人が自分の中に光を見い出せずに苦しんでいたら、
臆せずに、愛の手を差しのばそう!
却下されたら、されたで良いではないか”
と思えた霧雨が降るある日の午後の出来事だった☔


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