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青魔導具変遷(2018~2024)【DMデッキヒストリー#2】


本日の主役


DMヒストリー第二回として青魔導具の構築変遷をサンプルリストを通してまとめてみました。

※筆者はガチガチの競技勢というわけではないので一部ミス等あるかもしれませんがご容赦あれ。


2018~青魔導具、始動。~

2018年、双極編3弾、ツインヒーローデッキ、双極編4弾で水文明の魔導具と卍新世壊卍月下卍壊ガリュミーズが登場し、青魔導具というデッキタイプが成立した。
しかし新世壊を引かなければ戦えないというコンセプトが重く見られていたた上、環境にタイム3シド、ジャックアルカディアス、サッヴァーク等のメタになるカードが存在したため、準環境的なポジションとなった。

足回りはそんなに現代と変わらない


2019~環境への道~

tier1の赤白轟轟轟のプーンギやヒラメキウォズレックなどきつい対面があり、tier3程度であった。
またこの辺りからゴゴゴcho絶ラッシュを採用した構築が一般化し始めた。

シャッフが間に合えばヒラメキもなんとかなる


超天編2弾で強化カードとしてウェイボールを獲得。
またプレイングも洗練され、新世壊が引けなくともギルーギリンを使った立ち回りが開拓された。

ウェイボールってカード実はかなり強い

また轟轟轟ブランドの殿堂により、サブプランを失った赤青覇道と組み合わせた型も存在した。


そして、8月にデッドダムドのクロニクルデッキが発売され、アナカラーデッドダムドが環境トップになると、ダムドに強い青魔導具が注目され環境入りし、超csで優勝するなど結果を残した。

Hセンボン、渋い


2019年も終盤になってくると、環境に蔓延った本日のラッキーナンバーの8宣言への対策としてドッカンデイヤーを採用した構築が主流となった。

ドッカンデイヤーってカードイカれすぎてる

また、ガリュミーズではなくイッツショータイムを唱えて正体不明からターミネーター+シャコガイルを出す構築もcsで入賞していました。

某youtuberも紹介してた


2020~テキスト白紙だけど?~

ここで1コストの効果無し魔導具呪文ゾメンザンが収録され、青魔導具の速度が一段階上昇した。

効果なし呪文が強いと思わんやん

しかし、殴らずに勝つ4cデイヤーやカリヤドネループが環境トップにいたことで環境で大活躍とはならなかった。

気合でクローチェ引いてデイヤー投げるデッキ


2020年も後半になってくると環境トップのラッカドラグナーに対して強く出れるということもあり、また環境へと戻ってくることとなりました。
(ちなみにこのときは某氏の影響でゾメンザンは1枚採用が基本となっていました。)

赤青ドッカンデイヤーと揶揄されてた


2021~なんか一生環境にいない?~

ここでレギュレーションがアドバンスとオリジナルに別れて、カードパワーに大きく差が開くこととなる。

前環境から特に強化があったわけではないがメタゲームの推移により環境での立ち位置は良くなりオリアドともにtier1~2であった。

(ちなみに今でこそ青魔は5cに有利という印象があるかもしれないが、実際5cに勝てるようになったのはジャックアルカディアスが採用されなくなったこの時期から)

オカルトアンダケインと対等にやり合ってた


2021年7月、しばらく強化のなかった魔導具にとある新規カードが登場する。
それが後に殿堂入りにまでなる最強カード、ガルラガンザークだ。

お前が最強だよ。

ガルラガンザークにより新世壊を引かなくともゲームを出来る、なんならガルラガンを立てることを優先するような対面もあり、今までとプレイングが一新された。


オリジナルの環境終盤ではゼロルピアメタのローズキャスル、アルカディアスモモキングに強く出れる光文明の採用など様々なメタを採用した構築も登場した。

ローズキャスル見た目が良

アドバンスでは以前と変わらず、タッチでドッカンデイヤーを採用した構築が主流であった。


2022~ゼニスとの邂逅~

2022年に入ると、環境での通りの良さから使用者が増えtier1へと駆け上がることとなった。

JO退化とグルメ墓地とやり合えるデッキ

また、この時期に開催されたDMGP2022で青魔導具が優勝と3年振りの大型大会優勝となった。

そして2022年10月、青魔導具をもう一段階強化する最強カードが登場する。
その名はゼニスザーク

殿堂入りおめでとう

後に殿堂入りにもなるこのカードは青魔導具のデッキパワーを格段に向上させ、新世壊を引けないときもガルラガン+ゼニスザークでゲームメイクを出来るようにした。

ゼニスザークの登場により山札をかなり削れるようになったため神の試練を採用するようになり、よりフィニッシュ力が高まった。

2023~栄光と没落~


2023年2月、更なる強化カードであるガシャゴン/ブラッドゥが収録された。

簡単に墓地メタ刷っちゃ駄目じゃない?

同時期に登場したサガループに対してブラッドゥ+ガルラガンによってメタを張れていて、かつ青魔導具としての押し付け能力も持ち合わせていたためオリジナル、アドバンスともに環境トップへと君臨することとなった。

今見たら殿堂とプレ殿だらけ
歴代でも相当ぶっ壊れたデッキ

しかし1ヶ月ほど後、ガルラガンザークが殿堂入り
流石にもう環境での活躍は厳しいかと思われたが更に構築を変化させ環境トップに食らいついていくこととなりDMGP2023 1stでは準優勝を果たした。


サガループに対してはDGパルテノンを採用しブラッドゥ+パルテノンでメタ、サガメタを積んだコントロールに対しては従来通りのガリュミーズを通すという環境に適応した構築となり環境トップに居続けた。

また、ブラッドゥと同じパックに収録されたヴォゲンムが採用された構築も見られるようになった。

8月にサガが殿堂入りすると、パルテノン等のメタカードに割いていた枠を別の自分の動きを強くするカードに回すこととなった。

しかし、年々有用なエレメント除去カードが増えていくことでガルラガンを失い新世壊に頼らざる追えなくなった青魔導具は環境的に厳しくなっていった。

また前環境から一定数存在したヴォゲンム型はエレメント除去に対してそこそこ強く出れたが、このデッキタイプは新世壊を採用しない青黒魔導具へと変化していき、青黒魔導具が青魔導具に代わり環境トップに立つこととなった。
(青黒魔導具については次回の記事で取り上げます。)


現在の青魔導具

2024年3月、青黒魔導具が環境で暴れまわった影響でゼニスザークが殿堂入りし、青魔導具も被害を受けると思われたが、既に構築は昨年登場したクロカミを採用した型が一般的になっており特に影響を受けなかった。

そのクロカミ型がゼニスザーク殿堂後も主流な魔導具デッキとして環境トップとはいかないがたくさんあるtier3のうちの一つとして活躍している。

また、csではガイアッシュ覇道のギミックと掛け合わせた青魔導具も入賞しており、更なる発展が期待される。

見た目強そうすぎ


最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は箸休めとして青黒魔導具編を予定しています、どうぞよろしく。

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