覚えやすいマークについて考えてみよう
この記事は 定期ゲ・梅 Advent Calendar 2020 19日目の記事です。
この記事は、とにかく記憶に残りやすいトレードマークの作り方について考えてみる記事です。
顔アイコン以外のキャラクターを象徴するマークなどに役立つ……といいな!(実際の作業についてはフワッと文章で触れる程度です。去年の記事と一緒に読んでみてね!)
■おめーは誰なんだ
Lemon_orenoyomeと申します。元気に暮らしています。
■この記事におけるおやくそく
・ハウツーではないよ
→僕の思考の整理にお付き合いください。
・偏見に満ちているよ
→あくまで一個人の考え方です。
■覚えやすいマークってなんだ?
そもそも、人がマークを記憶している状態とは?
何も見ないで形状を描けることでしょうか?それとも、マークを見た瞬間に「あ!あのマークは知っているぞ!」とセットになっているモノを思い出せること?
個人的な意見としては後者で、やはり”見た人の記憶を刺激する”のが上手いこと作られているマークだと思います。異論は受け付けます。
アメリカに住む20歳から70歳の男女156人が、Appleなど10社のロゴマークを記憶を頼りに描画する、という調査が行われていました。おもしろいね。左上ほど再現率が低く、右下に進むにつれ再現率が高くなっています。
(これ以降、サラッとでも調査結果を見たものとして話を進めます)
見た?見たね?よし!
■色のパワーはすげえ
Starbucks、Domino、Targetの結果を見ると、形状こそあやふやなものもありますが、殆ど色の系統が似通っています。
特にStarbucksなんて結果的な再現率はワースト一位なのに色味の再現率は超高い!だから企業はコーポレートカラーを大事にするんですね~。
キャラクターのイメージカラーがバチバチに決まっている場合、トレードマークも同じ色を使うとあっという間に覚えてもらえるはずです。
チラと視界の端に映っただけでも思い起こしてもらえるんじゃないかな。
■だからこそカタチを考えてみる
Appleのマークは言うまでもなく、りんごをモチーフにしています。
りんごの形→”りんご”という言葉→Apple社だ!という連想ゲームで思い出しやすいのかな?勘です。
adidasはどうでしょうか?皆さんご存知のあの3ストライプは、adidasの創業当初、カンバン的技術であった補強部分が元になっているそうです。
しかし、「あ!補強部分の絵やん!」と見ている人/記憶している人は殆ど居ないと思います。僕もそうだし。
ここで重要なのは、やっぱシンプルなカタチは強い!という点です。
Domino、Targetもかなりシンプルだもんね。
丸、四角、三角といった幾何学的な図形をアレンジしたものはパッと記憶できる上に、思い出しやすくもあります。そういった図形をそのまま外枠に使うのも良いでしょう!
これは去年の記事の使い回しです
■とにかく描きやすいマークたち
電源スイッチのマークを思い出してみてください。パッと思い出せましたよね?(丸に線が一本入ってるやつです)
地図記号の”工場”を覚えていますか?銀行の記号は?……なんとなく近い図形を思い出せたのではないでしょうか。
規格化されたマークたちは記憶しやすいだけでなく、簡単に描くことができるよう作られています。複雑になりすぎてしまったな……と感じた際に参考にすると、簡略化の手助けをしてくれるはずです。
キャラクターのトレードマーク以外に、チームのアイコンとして使われるマークを考える際は、描きやすさの比重を重めに取りましょう。皆でイラストを描く際に共有しやすいですしね。
■みんなの憧れ、Swoosh
皆さんシューズブランドのNikeはご存知でしょうか。あのロゴマーク(Swooshという名がついています)は全宇宙のデザイナーが憧れ、崇拝し、妬むマークとして有名です。
・パッと思い出せる
・しかもアレンジが効く←ここが強いのよ
・オシャレな
マークなんてね、最強やんね。
長方形や円、三角形などの幾何学的な図形の組み合わせでなくとも、シンプルで洗練されたカタチは強く記憶に残ります。
滑らかなアウトラインを意識して制作すると、覚えてもらいやすいかもしれませんね。
■まとめ
・イメージカラーがあったら使おう!
・シンプルなカタチを組み合わせよう!
・描画コストも考えてみよう!
・アウトラインはとにかく整えよう!
アレッ 四行になっちゃった
■おわり
いかがでしたか!!!なんとなくわかって頂けたでしょうか!!!
「何言ってるかわかんねえ!」や「このマークはどういう良さがあるの?」などの疑問やら質問がありましたら@Lemon_orenoyomeまでお気軽にリプライ等お願いします!!一緒に悩みましょうネ!!
それではみなさまがステキなトレードマークを作れるよう祈って……さよなら、さよなら、さよなら。
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