ピアスのススメ

ピアス。

皆さんは、ピアスにどんなイメージを抱いているだろうか。

不良が開ける穴。

痛い。

怖い。

そう思う人もいるかもしれない。

実際、僕も以前はそう思っていた。

しかし、思い切って開けてみるとそのイメージは覆された。

2019年3月。

数ヶ月休学していて、復学を目前に控えていた僕は、この際だからイメチェンをしようと思った。

うちの高校は校則がほとんどなく、髪を染めたりピアスを開けている生徒が多い。

なので、自分もピアスを開けて、髪を染めよう。

そう思った。

美容院の予約とかの関係で、ピアスが先になった。

病院の予約を入れて数日後、いざ当日。

かなりビビりながら病院に向かった。

道中「ピアス  痛い」とかで検索しまくった。

でも今更後戻りはできず、名前が呼ばれて診察室に入った。

最初に付けるファーストピアスを選ぶと、医者がピアスガンって言うのか、穴を開ける器具を持ってきた。

俺、ガクブルである。

でも腹を括ってきっとピアスガンを見つめた。

数秒後、

バチン！！！！

想像の10倍大きい音がした。

正直痛みより音のほうが衝撃だった。

ポカーンとしていると、すぐにもう片耳も開けられた。

これで無事に、僕の耳に穴が開いた。

痛みは、洗濯ばさみで強めに挟んだぐらいで、そんなに痛くはなかった。

それより医者が笑いながら開けていたのが怖かった。

ピアスを開けた後少なくとも1ヶ月はファーストピアスを付けたままにしなければならず、1ヶ月毎日風呂に入る前に穴の消毒をしなければならない。

そして、1ヶ月と少し経った頃。

ファーストピアスはかなり硬くできており外すのに苦労したが、なんとか外して、ついに自分の好きなピアスを付けることができた。

ちなみにファーストピアスを付ける期間は人によっても違うので、いつ外せるかは医者に相談するのが確実だと思います。

初めて自分の好きなピアスを付けた時、なんだか大人になったような、誇らしいような気持ちがした。

そして今。

ピアスを集めることが趣味になり、ピアス大好きである。

結論としては、ピアスを開けて良かった。

大いに良かった。

耳のおしゃれとしてはイヤリングという選択肢もあるが、イヤリングは落としやすいし、耳を挟むので痛いし、好みのデザインが少ない。

比べてピアスは、付けているときは痛くないし落とす心配もない。何より、どこのアクセサリー屋さんもイヤリングよりピアスのほうが品揃えが豊富だ。

開ける時の痛みは一瞬、楽しさは一生だ。

ピアス大好き。ピアス万歳！

皆さんも、もし環境が許すのであればピアスを開けてみてはどうだろうか。

自分で開けられるピアッサーなどが市販されているが、皮膚科などの病院で開けることをおすすめする。

もし耳たぶが腫れたり、穴から血が出たり、なにか不調があれば速やかに病院に行ってね。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。