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naco is…ワンマンライブ『This is naco』その3

『Routine Love』
収録したCDを発売した前回ワンマンで1回やったきりだったのが2018年1月5日の渋谷club asia(キーボード不在の日)にいきなりやって『Masster』同様驚いた2018年は過去曲復活イヤー。
『naptime communication』を出した時、『シナリオの無いメロドラマ』の代わりに入れたらしく、鍵盤が入ったバージョンのシナリオがいつか音源になるのを待ってたのに~!(『nameless color』はギターロックバージョン)
この曲はこの曲で落ち着いたバー的なハコでゆったり聴きたい。
しかし、ひどい男だなー、歌詞のこいつ。
女性は自分を大切にしろって歌詞書いた当人がclub asiaで言ってたから!
あなたにはもっといい男がいるから!(誰に言うとる?!)

『柊』
『柊』は二郎さんの曲だと個人的に思ってる(寿脱退の日の印象が強い)
上京してからはgrassbirdドラムの大浜さん脱退時の東京ライブと、スーザンが近松を辞める前のブッキングで呼ばれたライブでしかやってないお別れの曲。
抑制をきかせた音の中で真っ直ぐに通る声に込められた熱。
これ、キーは高いし、自分で唄おうとしてもサビで息が続かないし…
やっぱりすごいな、うちのボーカルさんは…
「まだ道の途中そう言い聞かせ それぞれのSTAGEへ 形は違っても向かう先は もっと前へ」
ずっと見送る立場だったのが、ついに自分達の番なんだ。

『music』
特徴的な最初のギター1音でイントロドン!出来るnacoの原点。
結成時の2009年からやってて、上京してからもセットリストに入っていたのはこの曲だけ。
一体何人のギタリストが弾いて、何回ライブで聴いただろう。
アレンジとか少しずつ変わりながら引き継がれて来た音に歴史を感じる。
長いnaco歴の中ではライブであんまりやってなかった時期もあったから、交替しまくったメンバーの中で唯一変わってないボーカルの変化と進化を垣間見ることが出来る曲でもあると思う次第。
間奏で唄ってる部分の歌詞が聴き取れない~!

最後のセクション前のMC。
数日前ワンマンをやってたちっちゃい後輩(わかりやす過ぎ!)との解散するバンドの曲についての考え方の違いを説明しつつ、バンドが作った曲は届いた瞬間に皆のものになるから、これからも仲良くしてとたっくん。
まぁ、もう体の一部になる位聴いて来たから。
一曲一曲にたくさんの場所の記憶とその時の感情が刻み込まれてる。

『what is love?』
解散ライブにして初披露の新曲。
先にブログで歌詞が上がってて、何かやけに文字数多いぞ!と思ったら、ラップだった。
愛という普遍性を持ったテーマに果敢に立ち向かった結果…
2018年の抱負が「愛をもって生きる」だった人の答えだとしたら、なんて難解なラブソング!
理屈じゃなく好きなものは好きという単純脳の私が理解するには時間がかかりそうだから、たちまちサウンドを楽しむことに徹する。
音源残してくれてありがとう!

『&LUST』
広島での初披露時にうんちゃんのネーミングセンスが爆発して、タイトルが変わってからも当分『強欲セレナーデ』って呼んでた。
一般的な日本人は強欲もセレナーデも日常で使うことはないぞ、うんちゃん!
ないけど、ギターソロめっちゃカッコいいぞ、うんちゃん!
歌詞の「circle of love」が「サクラ」に聴こえるのがツボポイント。
まだ曲を聴く前の大阪ライブ終演後にたっくんとうんちゃんが「サクラの唄」って話してて、春の唄?珍しい!と思ってたら、そういうことだった。
疾走感溢れるロックナンバーで、このMVを観てnacoを知ってくれた人も結構いるんじゃないかな(自分も相当回しまくった)

『手を繋ごうよ』
ライブ限定のアカペラから始まるバージョンがお気に入りで、もうこれで刷り込まれちゃった。
まさかの出だしで1拍ずれるとか、最後までnacoだった。
初めて聴いたのは『&LUST』MV製作のクラウドファンディング用挨拶動画。
最後のBGMでちょっとだけ流れて、何これ?何これ?って思った。
乙女心を鷲掴みにするこの歌詞はずるい。
「皆に捧げます」って言ってから「笑ったときクシャクシャになるその顔も 少しハスキーな声も 他にはない魅力でしょう?僕はそう思うよ」の部分を唄うの反則だから~。

『アイビー』
本編最後は全力の片思いの唄。
初めてのシングルで、初めての全国流通で、初めてのインストアライブもやった今迄にない扉が開いた曲。
Aメロに入る前のべースが好き。同意する人は挙手して下さい。
片思いだけど明るい、光が当たってる。
自分の断面図でnacoは何%を占めてるかな?

アンコール。
メンバーが順に回していったマイクを最後に取ったのはリーダーしものくん。
この独特の間のあるMCがもう聴けなくなるんだなぁと思うと寂しい。
ありがとうはこちらこそだよ。

『イノセントメリーゴーランド』
やらんかったらゆるさん!と思ってたらアンコールに来た!!!
naco全曲の中で一番好き。イントロからドーパミン分泌しまくり!
まぶしい位のライティングが似合うこの曲の歌詞に何度元気をもらったことか。
これが入ってる『HATCHO GOLDEN FAMILY 2014~OVER THE STYLE』は実はまだネットで買えるので欲しい人は今のうち!
RO69JACK 2014のエントリー曲でもあるから、nacoのぺージからフルで聴くことも出来るよ(小声)

『良く在る二人』
出来た時に売れる!と思ったらしい曲パート2。ほんまそれ。
MVがなくてライブ動画がYouTubeに上がってるんだけど、ビジュアルイメージは…山本美月ちゃんしか出て来ないよね(笑)
女性客から絶大な人気を誇る数少ない両思いのラブソング。
終盤で声を詰まらせて、それでも持ち直して最後まで唄い切った。
もらい泣きするやん。こんな甘々な曲なのに。

Wアンコールは写真撮影をはさんで。
掛け声の「にっこにっこにー」って何~?(笑)
二度目は「naco is…」「最高!」だったけど「最高でーす!」が混ざってたのは間違いなく広島人だな。

『アイビー』
曲数をB'zと張り合うボーカル氏が稲葉超えに選んだのは2度目の『アイビー』。
解散を発表した後、たっくんが最後の曲を決めたってつぶやいてて…どうしてもこの曲で終わりたかったんだね。うん。
で、やっぱりフロアに降りないと気が済まなかった!This is naco!これがnacoだ!

全27曲。バンド史上最高の曲数だったけど、あっという間だった。
いっぱい泣いたし、いっぱい笑った。
解散という実感はまだないけど…ありがとう。
それだけを想った一日だった。

nacoについてはラストライブが終わってからまた書きます。
長くてごめんね。

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