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2019.4.5 万貴音ワンマンライブ『じゃんごー!じゃんごー!』vol.28(その3)

『present』
今まで活動して来た年月を振り返りながら、万貴音は元気いっぱいなイメージがあるけど、ここ数年は元気で楽しい歌だけじゃなくなったと貴音くんは言う。
この曲はシングル『雪梅花』のカップリングで、隠れた名曲!もっとライブでも聴きたい!皆ももっと聴いて欲しい!と思ってたんで、この特別な日に聴けて嬉しかった。
繊細で切ないメロディは深夜、静まり返った中に小さく呟いた言葉のようで、この感情の欠片がどうか想う相手の処に届くように願ってやまない。

『Answer』
今回のアルバムの為に書き下ろされた新曲。
タイトルの通りのアンサーソング。宛てたのは過去の自分達。
『present』からの流れというのがツボで、リリース前にイントロだけを貴音くんがTwitterでツイートしてて、これだけで好き!と思ったのは間違いなかった。
『Crush On』『SONG for ACTION』…お返事だから『拝啓、』の要素も入ってるのかなーと思いつつ、私が脳内で万貴音を観て来た12年間を振り返ってたら、ライブ終演後に貴音くんからケンビーズの名前を出されて驚いた。
彼等がKeMBY'S CAFEでライブしたのは2007.03.24。
長めの持ち時間をもらってたけど、場所は海外のお客さんも多い大きめのバル(でいいのかな?)
奥にあるステージは席によっては全く観えないこともあって、食事をしに来た方はライブをBGMに普通におしゃべりされてた。
今の万貴音ならもっとお客さんを引き込むことが出来るんだろうけど、まだ結成して半年ちょっとだった万貴ちゃんは歌を聴いてもらえないことに凹んでて、この経験はすごいバネになったと思う。
ここまで決して楽な道のりじゃなかった。だからこそ生まれた曲達がたくさんあるはず。
1曲じゃ伝え切れない程の言いたいことは力強い「ごめんね ありがとう だいじょうぶ これからもよろしく」に全部込められてた(ラスサビに「だいじょうぶ」が加わってるのが重要)
こちらからも言いたい、「これからもよろしく」。

『じゃんごーじゃんごー!』
締めはやっぱりこれしかない、イベントタイトルにもなってる万貴音最強の元気ソング。
最後の曲って言う前から「えーーー!!!」の声が響いた。
謎に長い発声練習を経て、本編(笑)最後のじゃんごー!
キョウさん、貴音くんのマネしてたよね?
シングル『未来予報士』が廃盤になってから再録を待たれてたこの曲。
2019年バージョンは更にPOP色増し増し、おもちゃ箱をひっくり返したような音になってるから、家でも一人でもライブ並にじゃんごー!じゃんごー!出来ますぞ!

『ランドスケープ』
来場されたファンの寄せ書き入り横断幕を受け取ってから(ここの万貴ちゃんの行動を中継する貴音くんが面白かった)アンコール1曲目。
アルバム収録曲を全部やった後だから、この曲を選んだことには意味があると思う。
2011年発売の「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ」は万貴音の活動歴としては半分位の時期で、芯となる部分は変わってないね。

『明日もみんな笑えるように』。
万貴ちゃんがスタンバイするマイクスタンドでわかる、節目や大事なライブの最後を飾ることが一番多いんじゃないかと思われる曲。
2011年に広島市の成人式のテーマソングになって、ミュージカルにも起用されてたけど、初披露はなんと2007.8.5の『地球ハーモニー』という初期ナンバー。
平和公園の川沿いで行われる『水辺のコンサート』にも一時期よく出ていたから、この景色のイメージが強い。
客席には一緒に手話をしてる人もいて、促されなくても皆歌ってて、世代を問わず愛される曲になったなぁ…

『じゃんごーじゃんごー!』
…と感動的なフィナーレ!となるところが、ここで終わらないのが主催ライブ。
拍手が間髪入れずに手拍子に!Wじゃんごーる来ました!
予定外のことにPAさんの対応も早いし、万貴ちゃんのダンスもキレッキレ!お客さんの声も一回目よりデカかった!
やっぱ最後はこれだよね。うんうん。

12年活動して来て10年ぶりにフルアルバムが出せたこと、フロアいっぱいの人にお祝いしてもらえるレコ発ライブになったこと、改めておめでとう!
『Smile Co.』からまた新しい出逢いがありますように!

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