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2024.8.25 万貴音 presents 「じゃんごーじゃんごー!」vol.37 1UP! 〜Birthday Musics〜(その2)

いつも幕間にある小野田珍元斎さんの『じゃんごりあん☆カンパニー』もなく(ちょっと物足りなくもあり、安心してトイレに行けたりもあり)、休憩を終えて戻って来た2人の衣装はこの日発売のNEW Tシャツ。色違いがかわいい。
おソロおソロと客席が沸く中、準備をしていた貴音くんが忘れ物に気付いて再度退出、その隙に万貴ちゃんから貴音くんが戻って来たら皆でハッピーバースデーを唄おうとナイスな提案がある。
もちろん万貴先生直伝の「♪ちゃんちゃちゃーんちゃんちゃんちゃーん」の前奏はマストで!笑
お祝いが言えて良かった!
 
『6畳ラボラトリ』
貴音くんソロタイム1曲目。
貴音くんと万貴音の仕事場である6畳の和室、6畳ラボラトリ。
ラボラトリは製作室の意味で、文字通り此処から数々の音楽が生み出されて6年半。
この曲は一人暮らし1年目位に描かれたそうで、親元を離れる不安と音楽家として自立する意気込みと後に引けない負けん気が入り混じって自分を鼓舞する進めや進めになってるのかな。
 
『窓辺のカフカ』
ソロタイム2曲目。こっちは引っ越す直前に完成した曲とのこと。
フランツ・カフカの『変身』も村上春樹の『海辺のカフカ』もちゃんと読んでないけど、このカフカくんは繊細で内省的な悩める青年。
貴音くん→万貴ちゃんと順にメインボーカルを取る構成が多い万貴音の曲と少し違うソロならではのパターン。
ちなみにカフカが40歳で亡くなってから今年で100年らしい。
窓辺のカフカくんのソロ音源も絶賛楽しみにしてる!
 
そして、長い付き合いの間に若さを奪われてる?と後で相方に訴えてた万貴ちゃんを呼んで万貴音のターンに戻る。
ここでお色直しのTシャツについて、リフレクター素材であることへの説明。
ラジオでサカナクションのグッズにインスパイアされたことを言ってた光るTシャツ(サカナクションのは外側と内側の両面からプリントを施してる模様)
これを着れば夜道も安全だ!
 
『暁スリーパー』
曲に入る前に「カッコいいやつ」と貴音くんが言ったらこれ!
タイムリーに貴音くんのセルフライナーノーツに『暁スリーパー』が投下されたところ。
アルバム用にリアレンジした時にエレクトリックピアノを打ち込みから手弾きに変更したとあったから、グランドピアノで再現出来るチャンスだった訳だけど、折角アコギでライブする為にカッコ良くしたアレンジ…
もう!貴音くんが2人いないと無理やん!
そういう意味でもメガンテソングなのか!
ちょっとゆっくり目だったように感じたけど、コール&レスポンスも早口言葉じゃない男前バージョンだった。
 
『踏切』
ピアノで鳴らす踏切の音はいつもより重くて、不協和音の効果倍増(危険を知らせる警報音なんで怖いと思うのが正しい)
一人の帰り道、纏うのはノスタルジックなメロディ。
自分が辛い時に人の幸せを願うことは結構難しくて、それでも、いつかはそうなりたいと望む気持ちが満ちていくように2人の声が響く。
アウトロに踏切の音がなかったのは相思相愛の人の中にいる今日は警報が要らないから…などと勝手に妄想するのである←ロマンチスト
 
『ここにいること』
続けてピアノで奏でるのは優しい三拍子、音源に一番近いシンプルなスタイル。
これずっと言ってるけど『みんなのうた』に起用してくれないかなー。
ふんわりした水彩タッチのアニメーションとか絶対合うのに…
万貴ちゃんのリコーダーパートでは瞬時に保護者モードになる皆の応援目線にほっこり。
 
『拝啓、』
曲を始める前、貴音くんが譜面台に折りたたんだ紙を置くのが見えて、『拝啓、』かな?と思った。
本日のお手紙担当は貴音くん。
曲名を告げた途端、本当に1小節目から手拍子が始まる優秀なチームじゃんごりあん。
貴音くんがA4の紙にびっしり書かれた長いお手紙(もしや忘れ物はこれだった?)を読む間は無音になるからBGM代わりに皆が手拍子するも、気が散ってしまって途中でストップがかかった。
なので、noteに内容を載せてくれて良かった。しっかり結語も付いてるお手紙。オケ付だったら間奏の時間内に全部読めなかったとこ。
しんどい時も妥協しなかった結果である目の前の景色と、身代わり地蔵の万貴ちゃんの涙が返事になってたらいいな。
 
『じゃんごーじゃんごー!』
最後はやっぱりこれで!
準備運動に小さいじゃんごーと大きいじゃんごー。
手を挙げたりうちわを振ったりする姿は配信の時にじゃんごりあんが思い思いの絵文字を付けて送るじゃんごーに似てる。
さらに男女別に分けたりする内にヒートアップしていく声はアコギの音をかき消す程の勢いだった。
 
『明日もみんな笑えるように』
アンコールは生まれ育った土地から発信する平和の歌。
身近な人に届ける小さな輪は周りの人を少しずつ巻き込んで大きくなっていく。
戦争を体験していない私達世代にとって、平和は大切な人と笑い合える日常だと思う。
それを体感出来る幸せなカーテンコール。
 
休憩を入れると過去最長のトータル2時間40分。
とてもそう思えない位あったかくて、原点に戻ったような時間だった。
改めて(万貴ちゃん、何回改めた?笑)、貴音くん、誕生日おめでとう!
良き一年に!

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