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2023.8.25 万貴音 presents 「じゃんごーじゃんごー!」Vol.33 〜Re:Lease〜(その3)

『Re:Bound』
今作で万貴音史上初、山下ともてるさんと林”カルロス”隆治さん2人のギタリストを迎えて大進化を遂げたハイカロリーのキラーチューン、シン・Re:Bound!
冒頭、ライブバージョンのオケにしかないドラムの4カウントが今回は生で?と思ってたら、なんと!貴音くんがカウント!レアい!
最初に演った時には果たして『にらめっこ』が人気のじゃんごりあんに受け入れられるのか?と思っていた程攻めに攻めてるロックナンバーだけど、曲が進むにつれ控えめに挙がっていた手と声が増えていく。
皆の者!今こそ日々たまってるフラストレーションを爆発させるのだ!←誰?
破壊力満点のギターが暴れまくって、パワフルなドラムが轟音を響かせる。
生み出された相乗効果で万貴音2人のボルテージも上がる。
音源の再現じゃない、これぞライブだった。
 
『Re:Lease』
今回の新曲のもう1曲で、『箸休め』は前日のラジオで流したから、これが正真正銘初披露。
テーマは夜明け。
思うようにいかなかった、解放されたがってた3年を歌詞に落とし込んだ、真っ直ぐ前を向いた歌。
落ち着いたピアノにドラムとベースが重なって、夜のしじまにゆっくりと時間が流れる。
其処に描かれていたのは紛れもない未来で、徐々にアップテンポになっていくリズムが夜明けの光と温度を思わせてドラマチック。
1年半かけて完走した「あいうえおカバー」での修行の中で表現力を増した2人の歌からはこれまでになかった逞しさも感じた。
Jukeの照明は固定で1曲に1色を割り当てるスタイル。
水色と青とか黄色と赤とか、おそらく各曲のイメージに合わせたチョイスで、この曲にだけオレンジ色が使われていた。
ライブハウスのようなライティングが出来ない制約の中で精いっぱい夜明けを表現してたんだと思った。グッジョブ。
 
『拝啓、』
森川さんが刻むおなじみのイントロに自然と沸き起こる手拍子。
大事な時にセットリストに入ることが多いのは万貴ちゃんのお手紙があるからかな。
この日は曲に入る前に貴音くんが改めて感謝の言葉を語った。
たまには2人でお手紙書いてくれてもいいよ。
唄いながらフロアにいる一人一人の目を見て想いを渡していく万貴ちゃん。
いつも本当にありがとう。
このライブレポを以て、私からの返事とさせていただきます。
 
『じゃんごーじゃんごー!』
最後はあらゆる場面で欠かせない存在となってる絶対的エース、じゃんごーじゃんごー!
前回の生万貴音でもアンコール前のラストナンバーだったから、余裕で11年間以上はトリを飾ってる。
私はPrototypeシリーズから新時代の始まりを感じてるけど、コール&レスポンスの一体感では無類の強さを誇る曲。
盛り上がる空気しかない処に生バンドのグルーブをお見舞いされてフロアもこの日最高潮のテンションに!ステージも客席も一つになっていた。
間奏の繰り出されたキレッキレのギターがソロタイムになったからか、万貴ちゃんがダンスするタイミングがなかったんだけど!笑
 
『シュクフクノオト』
アンコールは万貴音の2人だけが出て来て、貴音くんがキーボードの前に座る。
場を繋ごうとした万貴ちゃんがナチュラルに「アンコール1曲目」ってネタバレしちゃう一幕があって和んだ。
お祭りモードから一転、ピアノ1本で綴る穏やかなオト。
『25:00』とか『present』みたいにA面にもメインにもならないけど、珠玉という言葉がはまる、もれなく私好みの曲。
派手なバンドサウンドの後でも物足りなさを感じないのはどちらの顔も万貴音だからだと思う。
 
『明日もみんな笑えるように』
再びメンバーを呼んで、アンコール2曲目は生万貴音で。
準備をしている間に万貴ちゃんが立ててるマイクスタンドで察し…(『silent』で習った手話はプリンとお好み焼きしか憶えてないけど、万貴先生からはもっと教えてもらってる!)
この曲以外は『Re:Lease』と『Smile Co.』のみでまとめられたセットリストだったから一層の特別感がある。
2007年の夏から大切に大切に唄われて来た平和を祈るメッセージソング。
世界平和よりもっと身近な、すぐ傍にいる人が笑ってくれていることが大切なんだと伝わって来るハッピーエンディング。
 
最後は全員で写真撮影。
1枚目はサポートメンバーの皆さんが客席に散らばっての生万貴音を探せバージョンで、2枚目は普通に…
ギリギリ前日に貴音宅に届いたアルバムもたくさんの人が連れて帰ってくれたようで、めでたしめでたし。
デリシャスでスペシャルな時間をごちそうさまでした!
次の生万貴音迄は11年もあかないように、くれぐれもお願いします!

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