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2023ver. 全日本直前

大会前にどのように過ごしていたのか、どんな気持ちなのか…
多分、近々気になるであろうから書き記しておく。 

11月25~26日(土日※大会まで8➡️7日)

立教で学生と稽古をし、坂戸道場に泊まり込みで最後の追い込み稽古。
綜合乱取と柔拳法乱取を合わせて20本以上やった気がする。
~10月までは身体にパターンを覚え込ませるイメージで反復稽古ばかりしていたのがようやく活きてきて、無意識下でも身体が動くようになってきた。
具体的に何に注力してきたのかは、まだ秘密。
…あまり大したことではないです。
無意識且つ、強度を上げて乱取をこなせたことがいちばんの収穫ですね。

この時期最もマズイのは1に怪我、2に睡眠不足、3に病気、4に練習不足(稽古不足)。

待ち構えている一週間の仕事(しかも慣れてないよ~)もあるので、月曜日以降に備えて爆睡。

11月27日~11月30日(月~木※大会まで6➡️3日)

諸々時期が重なってしまい、残業続きの週に。
月曜日は身体が死んでいたので残業後に整体に行き、軽く自重トレ~ランニング、あと庭で素振り。
火曜日はジムでミット打ち、素振り、軽い筋トレ。しっかり睡眠時間を確保し回復。
水曜日に柔術の稽古。タックル潰し~バックテイクまで。あとスパーリングを5本。
恐れていたのは指と咥内の怪我。
そんな怪我はなく至って順調。
体調も良いぞ…?
木曜日はグラップリングやりたかったが残業で出来ず…代わりに地元の公共ジムでビック3のトレーニング。スクワット、ベンチ、デッドリフト、ミリタリー、ハイクリーン、懸垂、諸々。
大会まで3日あるので回復するでしょう。
怪我なし。痛いとこなし。よし!
しばらく家内と会えていないのがさみしい。
早く大会終わって年末のほけ~っとした空気を一緒に共有したい。

12月1日~2日(金土※大会まで2~1日)

金土はコーチのお仕事。
金曜日。
本業は時間休を使い、夕方から大学の稽古へ。
土曜日。朝から池スポで最終稽古。
二日間とも、部員の個人練習に集中する環境を整える事に注力した。
緊張感に溢れた表情に、漲る気力。
そんな光景を目一杯見ることが出来た二日間だったように思う。
北星学園大学からスペシャルゲストをお招きし、一緒に稽古も出来て良かった。
スペシャル…と言っても僕は別に特別扱いせず、普通に技練をして乱取をする仲間が、その日たまたま1人増えただけ…というスタンス。
だから、誰でも、いつでも、ウェルカムです。

かなり具体的、且つ断片的な技術練を練り込んで乱取まで繋げていけたのが良かった。
練習の最後は乱取り。
上級生は大分、グーチョキパーの関係性が出来てきた。
やりやすい相手、やりにくい相手…
それぞれ色々あると思うけど、一筋縄でいかないのが乱取における人間相関図。
その関係性が構築されていく過程を見るのがこんなに面白いとは。昨年からずっと見続けてきたからこそ新鮮さがひとしおに染みる。

真っ直ぐに乱取りをする学生たちの姿が、いつかの誰かたちに重なって見えたような。
そんなことを言ったら今の学生たちに悪い。

昼過ぎからは総監督の結婚式。 
彼との縁は、深い。
単なる先輩後輩ではなく僕をこの武道の世界に引き込んだ張本人。
気まぐれでたまたま飛び込んだ武道の世界で不思議な経験を現在進行形で得続けている原因はすべて先輩のせい。
…と言っても過言じゃない。

席に置かれた、総監督からのメッセージ。

あれから8年の時を経て、お互いの関係性は変われど信頼関係は全く変わっていないことを実感した。
人間関係は互い写しの鏡の様で、時に可笑しな気持ちになる。

挙式会場を間違えて披露宴からの参加という大粗相をかました為か(監督と共に!)、披露宴では突如スピーチを振られたりと大変愉快な夜であった。というか申し訳ありませんでした。

明日はとにかく…必死な一日になるだろう。
プロではないのだから、結果を求めて焦るのではなく、とにかく身体の動く方へ、求めるままに乱取ってみたい。

コーチになって早5年間、仕事と生活と家庭との時間を縫って、時には遠方からも道場に通ってきた。
その間、幾多の試合を経て、様々な先人たちとガチンコでぶつかってきた。
経験則から大切にしてきたのは3点。
「一緒に成功体験を共有すること」
「観察眼を同居させる」
紛いなりにもコーチなのだから
「手本を示せるような自分で常にいる」

やはり僕は武道独特の苦しみも緊張感も喜びもタイムリーに共に分かち合えるような人間でいたい。

その為には時に身体に負担を掛けても現場に立って、試合に出続け「自分が新しい試合を経験する」のがいちばんだと思って(例えこの考えが間違えていても)、現にその様にしてきたつもりだ。

数多の先人たちに敬意を、未来ある若者たちに確かな希望を託して。

勝負の日は、明日。



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