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【ワイヤレスイヤホン】SONY WF-1000XM4長期使用レビュー

こんにちは、Lemonです。今回は約1年半使っているワイヤレスイヤホンについて、Airpods Pro(第1世代)との比較も交えながら長期使用レビューをしようと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。

WF-1000XM4を購入した理由

はじめに、このイヤホンの購入に至った理由について話そうと思います。
約1年半前、新しいイヤホンの購入を検討していた時のイヤホンは下記の通りです。

・SONY WF-1000XM4
・Apple Airpods Pro(第1世代)
・Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2

これは、YouTuberの方々からの評価の高いイヤホンの中で、好きなメーカーで絞った結果このような選択肢になっていました。

この3つの中でSONYが選ばれた理由は、当時正月にWalkman A-100のコラボモデルを購入しにソニーストアに行った際に、購入者限定の大抽選会が行われていました。そこでなんと1等を引き当て、その1等が50,000円分のお買物券で、「これを使ってイヤホンが買えてしまう。」となり、次の予定が空いている日に急いでソニーストアに購入しに行きました。

WF-1000XM4の仕様

公式サイトによると、以下のような仕様になっています。

・6mmのドライバーユニット
・片耳あたり約7.3g、ケース重量約41g
・連続音声再生時間:最大8時間、ケース込み最大24時間(NCオン)
          最大12時間、ケース込み最大36時間(NCオフ)

https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM4/

約1年半使用した感想

ここからは実際に約1年半使用したレビューをします。
まず私の主な使用環境は、通学、通勤時の電車内になります。通学時間は、往復2~3時間ほどで週4~5日使用しています。


ケース
イヤホン本体

外観

まず外観ですが、こまめに掃除などお手入れをする、なるだけ丁寧に扱うなど気を付けて使用していたため、写真のように比較的きれいな状態を保つことができています。本体全体がマットな質感なのもあり傷はあまり目立たないように感じます。

装着感

私の場合は耳にちょうど良くフィットするので、通学時間中(1~2時間程度)は違和感なく音楽や動画を楽しむことができます。イヤーピースは、純正のSサイズを使用していますが、他のウレタンフォームよりも劣化しにくいと思います(大体6~9か月ほどで新品に交換しています。)。しかし、Airpods Proと比較すると少し本体がごつく耳にあたる部分が多いため、人によっては耳に当たってあまり長時間使用できないということもあると思います。

音質

次に音質については、低音が少し強いですが全体的にフラットになっていて、とても音楽を楽しめる音になっていると思います。ちょっと低音が強いなと感じる人は、専用のアプリにあるイコライザを使用して好みの音を探してみても良いかもしれません。アプリでは、SONYの音響技術DSEE Extremeのオン/オフが設定でき、高圧縮音源の音質のアップスケーリングを行ってくれます(デフォルトでオンになっています)。そのためAirpods Proと音質を比較すると、個人的にはWF-1000XM4の方が音質が好みでした。しかし、現在のAirpods Pro(第2世代)は音質が良くなっていると聞くので、最近気になっています。

ノイズキャンセリングと外音取り込み機能

ノイズキャンセリングは普段電車内で使用していますが、音楽を聴いたり動画を観ているときは電車の走行音はほとんど聞こえません。車内アナウンスは音量によっては少し聞こえることがあります。
外音取り込み機能は、外で一人で歩いたり講義の空きコマで友達と作業しているときに使用していますが、音楽をかけていても外の音がはっきりと聞き取れるため非常に重宝しています。しかし、自宅で一人でいるときなど静かな環境で何も流さない状況では、ホワイトノイズが聞こえます。外音取り込み機能はアプリで1~20まで調整が可能で、私は15で使用していますが問題なく使用できています。20にするとかなりホワイトノイズが聞こえるので、購入後自分で聞きながら調整してもいいと思います。

各種機能

SONYのHeadphonesというアプリで以下のような機能を使用することができます。(先述した機能については記載を省いています。)

・イヤホンとケースの電池残量の表示と残量低下の通知機能
・マルチポイント(最大2台ま同時接続可能)
・アダプティブサウンドコントロール
・スピーク・トゥ・チャット
・360Reality Audio設定(耳の形の測定、対応アプリの最適化)
・Bluetooth接続品質の変更(コーデックの選択は不可)
・音声アシスタントの設定
・タッチセンサーの機能設定
・最適なイヤーピースの判定
・ファームウェアアップデート機能

このようにアプリで設定できる機能が多く、最近のイヤホンでは当たり前の機能やSONY独自の機能が多くあります。ここから一部抜粋して紹介したいと思います。

まずマルチポイントとは、イヤホンを同時に複数の端末(スマホとPCなど)と接続して、使用する端末を切り替えながらイヤホンを使用することができるという機能です。実装されたのは割と最近ですが、私の場合はイヤホンでは使用頻度は低めです。しかし、マルチポイントの動作が不安定といったこともないので、マルチポイント機能が欲しい人には良いかもしれません。

次にアダプティブサウンドコントロールとスピーク・トゥ・チャットについて紹介します。アダプティブサウンドコントロールとは、使用者の行動に合わせて外音コントロールを自動で行ってくれる機能です。スピーク・トゥ・チャットとは、使用者が話し始めると自動で外音を取り込み、会話ができるという機能です。この2つは、私は使用したことがないのでどのように動作するか分かりません。

次にタッチセンサーの変更についてですが、左右にそれぞれ外音コントロール、再生コントロール、音量コントロール、割り当てなしの機能を割り当てることができます。ここはあまり自由度が高くないので、もう少し自由度が欲しいところです。

最後に360Reality Audioについて紹介します。360Reality Audioとは公式によると、

360 Reality Audioは、オブジェクトベースのソニーの360立体音響技術を使った新しい音楽体験です。

https://www.sony.jp/headphone/special/360_Reality_Audio/

とあります。つまり対応しているコンテンツでSONY独自の立体音響を楽しめる機能ということです。Appleにもドルビーアトモスによる空間オーディオがあるので比較したいと思います。前提として360Reality Audioは球体で立体音響を作っているのに対して、空間オーディオは上半球で作っています。360Reality Audioは、自分の頭を中心として全方向から音が鳴っている印象です。対して空間オーディオは、イヤホン部分から上の部分で音が鳴っています。しかし、Airpods Proにはヘッドトラッキング機能という頭の向きを追跡する機能によって、向いた方向に合わせて音の鳴る位置がきちんと変化していました。よって、立体音響に関してはAirpods Proの方が優秀ですが、ヘッドトラッキング機能なしでも立体音響を楽しむことはできます。立体音響を第一に考えている人は、Airpods Proの方が良いと思います。

最後に

今回は実際に約1年半使用しているイヤホンについてレビューしました。現在、使用していて個人的には不満点がほとんどない完璧なイヤホンだと思います。物価が高騰している中、価格も公式で36,000円、amazonでは26,000~30,000円ほどとハイエンドイヤホンの中では安い方だと思います。現在後継機の登場も噂されていますが、まだまだ現役で使える性能なので購入しても良いと思います。今回のレビューが購入の参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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