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19

積まれた1年の印が数になった
こんな日なんて祝う人が一人もいなければ何の変哲もない普通の1日になるんだろう
案外そのぐらいのことだ

大人になりたい
子供でいたい

こんなふたつのわがままが19という数字にはまだ存在するのでしょうか

1年前と一体何が変わったのか
振り向けば後悔と反省が目に見えるほどに重なっているだけだ
結局私の18は大人にも子供にもなれない
中途半端で歪な姿でした

引き出しに今年も今日の私へ手紙が眠っている
何が書いてあるのかもちろん覚えていないけれど1年前の想像とは全然違う醜い私しか残りませんでした

きっと私には何の変哲もない1日を祝ってくれる人がいるから、今日がまた大切な記憶に変わってしまうのだろう

優しさが痛かったり
怒られることが嬉しかったり
相手に伝わらない気持ちがあることもそんな風に沢山捻れてしまっているせいだ

素敵な日に限っていつもどこか切なく感じる
そんな日はやっぱり君のことばかり考えるよ


今夜の捻れた感情のひとつ

伝わらなくてもいい

今夜祝ってほしい人も今夜そばにいてしい人も
叶わないけれど

愛しい君だけ

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