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言葉の力〜怒り〜

私の通っている病院は、主治医制ではありません。なので、診察室に入るまで今日の担当医が誰かは分かりません。

私にはちょっと…というか…かなり苦手なドクターがおりまして、その方に当たるかどうかで、帰りのテンションが変わってきます。

なぜ苦手かと言うと、その方が発する言葉なのです。

私の旦那さんは、無精子症ですが、少しの希望にかけて、受診日には必ず検査容器を持って行きます。毎回覚悟して受診します。結果が0匹であることには慣れてきていますし、きちんと受け止めてもいます。

医師『2週間後には採卵になります。ただ、旦那さんの凍結精子が少ないので、頑張って持ってきてほしい。』

…頑張って持って行ってますよ。手術しないことには後悔しないと思うけれど、採卵までの残り時間で頑張らなかったら絶対後悔すると思ったので、頑張っていたつもりです。

医師『今回も凍結はできませんでした。どうしますか。このままだと未受精卵ばかりになってしまうから、確実に精子をためて、採卵を一旦中止する方法か、このまま続けるかの2択になってきます。』

…ここに来てそれ言う?覚悟もしてるし、男性不妊のドクターとも旦那さんとも話し合って今日まで来てるんです。それに確実って何?切れば、何回も持っていけば確実に精子確保できるの?旦那さんのが採れなかった悲しさとか不安とかを遥かに上回って、その態度と言動に腹が立って泣けてきました。

100%成功する保証なんてどこにもない。いいことよりも悪いことを伝えなくてはいけないということも理解できる。でも、あの時のあの状態の心で、あの言葉を【そう言われてもしょうがないよね】と受け止めるだけの余裕はありませんでした。

言葉選びやその言葉を言う時の表情によって、相手にはいろんな感情を持たせてしまうんだなぁと改めて思いました。少なくとも私にとって、今回の言葉による気持ちの破壊力は凄まじかったです。

ただ…。自分は仕事でそれが意識できているだろうか…。自分自身、反省しなくてはいけない部分がたくさんありそうです。

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