2人目不妊治療 出産しました①
2023年3月に始めた2人目の不妊治療。
初期胚を移植して無事に着床し、胎嚢確認、心拍確認を経て不妊治療クリニックを卒業したのが5月。
母子手帳をもらい、地元の産婦人科に通い始め、お腹の子は順調に大きくなっていきました。
妊娠期間中、コロナになったり、その後遺症のような症状で数週間悩まされたり、胃腸炎になったり…。
2歳前の上の子は絶賛イヤイヤ期でその対応に追われ、抱っこや追いかけ回すのは日常茶飯事。
安静、休む、とは…?
1人目のときとは全く次元の違う妊娠生活を送りました。
それでもやはりお腹の子はすくすくと成長を続けてくれて、妊婦健診のエコーで見える姿や推定体重を楽しみにしていました。
1人目を帝王切開で産んでいるため、今回も予定帝王切開で産むことになっていました。
予定では38週2日の日に産声を聞く予定でしたが、35週の早産の時期に、陣痛と出血が起きてしまったのです。
夜中だったし、まだ35週だしというのもあって、病院には電話せずに朝まで様子を見ることにしました。
しかし、一定間隔で生理痛のような痛みが続くし、朝方再度出血があったので、判断を仰ぐべく病院へ電話。
👩⚕️『5から10分間隔で痛みがある?出血もあったかー。35週…。おっと!カイザーか!!うん、ちゃちゃっと準備して今すぐ来れる?ご飯も水も飲まずに!もしかしたら今日切ることになるかもしれないから!』
えーーーーー!!!!
まだ大丈夫だと余裕ぶってて、入院準備はほとんどしておらず、とりあえず1〜2日だけでも対応できる程度の荷物を準備し、残りは後から夫に持ってきてもらうことに。
上の子は保育園には行っていないので、とりあえず実家にお願いすることに。
夫は予定帝王切開の日に合わせて、私が退院するまでの間仕事を休んでくれることになっていました。35週のこの期間は、仕事を休むために仕事をガッツリ入れて調整してくれていました。そのためもう予定はぐっちゃぐちゃ…。
朝からいろんなところへ電話をかけ、そして電話がかかってくる。
私も夫も、そしていろんな人を巻き込んで、みんな朝からバタバタ…。
上の子にしっかり説明もできず、しっかりバイバイもできず、急いで病院へ。
病院へ着くと車椅子で分娩室のような場所に運ばれて、服を脱ぎ手術着へ早着替えさせられました。
モニターを付けて、エコーで赤ちゃんを確認し、点滴やら採血やら同時進行。
ドクターに内診していただきましたが、子宮口は開いてないとのこと。
👨⚕️『選択肢は2つ。①早産の時期だけど35週で未熟ってほどでもない。生まれても合併症のリスクはほぼない。ただ、帝王切開は経膣分娩よりどうしても呼吸が不安定になる可能性が高いから、生まれた時の状態によっては呼吸器を付けたり、NICUのある病院へ搬送しなくてはいけない場合もある。
②本当微妙な時期なんですよ。入院してもらって、張り止めを使ってもう少しお腹の中に入れておくのも1つ。ただ薬を使うので母体に合う合わないがある。効かない場合もある。
…どうなさいますか?』
すごく迷う選択肢でした。できれば37週まではお腹にいて欲しい。でも、張り止めを使ったところで、効くかどうかは分からないし、夫は母体の心配もしてくれていました。
早産のリスクはドクターからも説明を受けたし、私も事前知識である程度のことは理解できているつもり。
そして何よりも、予定帝王切開で自然分娩より早く生むために随分前から日にちを設定していたのに、それを無視してお腹の子自ら『今日産まれたいんだけど!お腹痛くするからね!え!気付かないの⁈じゃあ血も出しちゃうからね!』と教えてくれたわけです。(都合のいいように解釈しすぎですが。)
私と夫の考えも一致し、『産みます。』と答えました。
そこからまた大忙し。
レントゲン撮ったり心電図したり、導尿カテーテル入れたり膣の消毒したり剃毛したり…。同意書の記入も痛みのない時にちゃちゃっと書いて。
たまたまその日から学生の実習生さんが数名来ていて、ちょっとお話してみたり。
夫が近くにいてくれたので、モニターを見ながら
『あ!今陣痛来てる…。あー数値がどんどん上がってる…痛いー…。』
とか話しながらその時が来るのを待ちました。
病院に着いたのが7時50分頃。
手術室に運ばれたのが9時50分頃。
約2時間でいろんなことを考え、いろんな経験をさせてもらいました。