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「完全自殺マニュアル」レビュー②

こんにちは、レモンです。
「完全自殺マニュアル」のレビューをしていきます。
忘れやすい為、章の区切り毎に感想を書いています。

このレビュー②は「クスリ」の章について触れています。
前半は簡単な要約、後半にレビューしていきます。


難易度(5段階)

・苦痛 -(薬によってまちまち)
・手間 ☆☆☆☆☆
・見苦しさ ☆
・迷惑 ☆
・インパクト ☆
・致タヒ度 ☆

長所

成功すればクスリに勝るものはないです。
安らかな眠りの延長線上にある死」という最も理想的な手段はクスリによってのみ可能です。

また、「死ねないクスリはない」という専門家もいるように、
クスリには致タヒ量が存在します。

短所

未遂が多いのと手間がかかりすぎることです。

クスリは作用量と致タヒ量の差が大きく、安全に作られています。
そのため、基本的には大量に飲み込まなければいけません。

飲んだクスリを吐き出してしまい、助かった場合胃洗浄が待っています。
致タヒ量に向かって一錠でも多くの薬を飲むことは容易ではありません。

胃の状態を整えておくことは必須条件であり、アルコールも欠かせません。

クスリの種類一覧(詳細は省く)

・市販薬
向精神薬、せき止め剤、吐き気止め剤、等

・規制医薬品
抗不安剤、抗うつ剤、向精神薬、睡眠薬、等

・ドラッグ
アップ系、ダウン系、カクテル、幻覚剤

・医薬品以外
煙草、殺虫・防虫剤、家庭用品、等



難易度は高め・・・?

確かに眠るようにいければこれほど良いことはないだろうけど、それにしては難易度の高い方法だと感じました。

クスリによって入手の容易度も致タヒ量も異なり、下調べは入念に行わなければいけません

失敗すれば苦痛が確定しているからです。

また、人によっても異なります。

日ごろから〇Dなどでクスリに慣れてしまっていては効き目が薄くなりますし、反対にあまりクスリを服用していない人は想定の致タヒ量よりも少なくて済みます。

どちらにしろ想定以上の服用が必須ですが、当然身体は拒否反応を示します。

どれだけ吐かずに致タヒ量飲みこんで眠れるかが重要です。

圧倒的なページ数

この章は42ページと圧倒的にページ数が多いです。
クスリの名前から効果、致タヒ量まで様々書かれていました。

ですが、これの影響で販売停止になったクスリもありました。
これに載っていたクスリを使用した自殺者が続出した例があります。

この本のいう致タヒ量は概ね正しいという解釈でいいと思います。

この本では最小量と最大量の間の致タヒ量を目安としています。
しかし、この曖昧さがクスリの怖いところであり、せめて記載してある量の1.5倍を使用するのが安牌なのではないかと考えます。

自分なら・・・

私ならまずこの方法は使わないと思います。
入手も難しく、確実にいけると確信できないからです。

有識者でしたら自分に合わせた致タヒ量がわかるかもしれませんが、私はそんなに詳しくもなく、致タヒ量も曖昧で、失敗のリスクも高いと判断します。

こんな感じなんだと概要を掴めたような感覚です。
クスリは他の方法と組み合わせて使うのが一番良いと思います。

実際、他の方法でも眠ったりするために併用されたりします。
単体でいくよりは併用するほうが有効なのではないかと考えます。

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