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王泥喜法介という男について【逆転裁判への独り言まとめ1】


なにこれ

Discordの個人鯖でだらだら書いていた逆転裁判についての独り言をまとめたものです。
一部原文ではなく編集を加えています。
基本ソースを確認せずにダラダラ語っているのでご注意ください。
あと当然のようにネタバレを含みます。

王泥喜法介という男について


王泥喜法介が一体何したっていうんだセレクション


人生をざっと振り返ろうとすると初手「物心の付かないうちにクーデターに巻き込まれ実父死亡&実母と生き別れ」にぶち当たる男。

なんだろうね、4本編だけでも1話でいきなり

  • 尊敬してた師匠が殺人者で自分で告発して緊急逮捕に追い込むことになる

  • 尊敬してた元弁護士が黒い噂を体現するかのように自分が捏造証拠を提出するように仕向けてくる

  • 師匠が逮捕されたため所属事務所がなくなり失業し途方に暮れる

これだけの不幸に見舞われてるのに5と6に比べれば遥かにマシに見えるのは……
4の大きな不幸は1話のこれと、6で詳細に描かれた生い立ちくらいかな。

5はもうひどい。

1話(といっても実はかなり終盤)の時点で物理的にボロボロで後に実は精神的にもボロボロだったことが判明する

  • 4のオドロキくん1話であんな目に遭ってなんで大丈夫だったんだろうね?
    →そりゃ親友がいたからでしょ

  • オドロキくんの緊張に反応する能力凄いね
    →どこかでシナリオ的に生かせるかな

  • オドロキくんはちょっとまだ頼りないね
    →元気いっぱいで慕ってくれる後輩つけて先輩キャラにしようね

この三要素を、

心の支えだった親友が殺された!
それを調査してたら仲良かった後輩の不自然な緊張を感知!
事件について隠し事してる!
今までの経験上どう考えても怪しくなってしまう!
もう何日も眠れなくなった!
しゃーない眼帯で能力封印する!
裁判だ!法廷爆破!大怪我!
別の事件発生!弁護だ!
駄目だ大怪我で体がついて行かない!
せめて現場調査だけでも!真犯人に頭を殴られ気絶!
入院なんかしていられるか点滴で復帰!
どうしても後輩への疑惑が拭えなくてそっち方面からしか推理を組み立てられない!
その後輩もいる事務所メンバーと一緒に調査するの無理!離反!

って組み立てるの鬼か???????????????

6はえぐい。

10年以上も迎えに来なかった育て親が今更になってやって来て、
塩対応し続けたけどなんやかんやあって和解できた……と思ったら逮捕されて、
じゃあオレが弁護するぞ! ……ここまではいい、ここまではエモい話

審理中真実を追究した結果、
育て親は再会した時点で既に死んでいたことを自らの手で解き明かしてしまうっつーのはえぐいわ。
シンプルにつらい事実な上に何のために弁護しているのか分からなくなるだろお前。
無罪勝ち取ってももう死んでるんだから
あとついでに本人が弁護の上で必要だと思ってそうなったことだが、実父が死の間際に見たものを見ることにもなる。
そして最終的には異国の地で尋常ではない激務に追われた。
(国唯一の弁護士なんだからもう少し大事にしてあげて……)

とまあ何かと曇らされがちなオドロキくんなわけだが、

彼は強い、強いよほんと

‥‥大切なのは”真実”です。そこには、かならず。なんらかの”イミ”があるはず。

逆転裁判4

かつての師匠がそう言っていたのが関係しているかは不明だが、彼は真実の追究に容赦がない。
依頼人を信じ寄り添うのが成歩堂のスタイルなら、ひたすら真実を追究するのが彼のスタイル。
無論、「依頼人は(裁判で問われている罪に関しては)無実」という前提の上だが。

  • たとえ尊敬する師匠であろうと真実を追究し殺人罪で告発する

  • たとえ新たな事務所での初の(弁護の)依頼人(≠被告人)であろうと真実を追究し殺人罪で告発する

  • たとえ未成年の依頼人(=被告人)であろうと真実を追究し別件の罪で告発する

これが4時点の王泥喜法介である。
ここまでやるもんだからそりゃ真実を追究するために検事になったあいつには気に入られるわな。
ちなみにこの頃の成歩堂は碌に弁護の指導をしていなかったので成歩堂の弁護スタイルを一部引き継ぐのは5以降となる。

5のオドロキくんはどうだろうか
結局自力では後輩への疑念を振り払うことができなかった彼だが、
それに完全に飲まれたわけではなく信頼と疑念がせめぎあっていたようだ。
成歩堂に自身の推理をぶつけ、この疑念を打ち砕いてくれることを懇願する。
疑念がある以上、盲目的に信じることも出来ない、彼らしいと思った。
ちなみにこれ以前では法廷が爆破されそうになっても自分からは逃げ出そうとせず、促されてやっと逃げ出したところ法廷が爆発、傍聴に来ていた過去の依頼人を落ちてくる瓦礫から庇って大怪我を負うという男気を見せている。

6のオドロキくんは……
まあ銃口を複数突き付けられながらもあきらめずに真実を追究して法廷と現政権をひっくり返しちまったのは強いでしょ、そりゃあ。
しかも同じ法廷中に実際に撃たれた人いたからね、単なる脅しじゃないことは重々承知の上ですよ。

強くなったねえ、いろんな意味で。


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