チキンレース

チキンレース観た。

自由に自分らしく生きることの爽やかさが伝わってくる映画。
現実はそう上手くいかないことが多いけれど、でも、自分にとっての自由を思い出したい、気ままに生きられる誰かに憧れを持っている、という人におすすめ。

飛田さん(寺尾聡)の”不良らしさ”がどのシーンも含まれていて、渋かった。
義理を通したり、周囲を顧みず自分の好きなことをやっちゃったり、親友と胸を張って言える友を作ったり…
回想シーンが多くあるが、印象に残るのは今を生きている飛田さんの言動である。
最後まで飛田さんが、自分の道を自分で決めて、自分の足で歩いていく姿に胸が熱くなった。

最初は葛藤を覚えながらも、だんだんと正面から飛田さんに向き合っていく神谷さん(岡田将生)の存在も印象的。
落ちこぼれというところからのスタートだったが、飛田さんの自由な生き方や男らしさに影響されて、自らすすんで看護師という仕事に取り組むようになる。
この仕事を自分で選んでいるんだ、というメッセージが最後のシーンで伝わってきた。

ときおり、「え!?まさか!?」と思わせるシーンもあって、ちょっぴりドキッと、でも終始穏やかで、爽やかな気持ちで観られる映画だった。

みなさんはどのシーンがお気に入りですか?

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