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舞台「象」コメント

演出の小林且弥氏、脚本の齋藤孝氏、主演の安西慎太郎氏より

コメントをいただきました。


【演出:小林且弥コメント】
る・ひまわりのプロデューサーさんから正式にお話を頂いたのが数年前のいつのことだったか。

2020年夏に予定していた公演はコロナで中止になり、コロナ禍を経た現在、当初の企画は変更を余儀なくされ、自身の俳優としての活動も岐路に立たされました。

そんな折に、脚本の齋藤さんから5つのプロットを渡されたのが昨年、二度目の緊急事態宣言下のこと。

その中から僕が選んだのが今回の『象』。

風景に決して溶け込むことのない巨大なテントが、当たり前の日常に突如現れ、幻の如く消える。何か見てはいけないものを見せられているかのような感覚と時間の共有。

他者にもなれず、自分自身をも持たない者はこの社会においてどう生きるべきなのか。

『象』はそんな舞台です。

4月。やれたらラッキー。やれなかったらまたお会いしましょう。

『象』、是非。


【脚本:齋藤孝コメント】
「象」は大きく変化を求められた価値観や生活に悩まされる中で、変わって欲しくないものを描きました。もしかしたら、変わるべきでないものかも知れません。
このメッセージが、自分にとって新たなフィールドである演劇を通して、多くの人に届くことを切に願っています。
そして、この脚本が新鋭の演出家と素晴らしいキャスト・スタッフによって、どのような作品に化けるのか、とても楽しみにしています。


【主演:安西慎太郎コメント】
「象」に出演することができとても嬉しく思っております。
また、小林且弥さんの初演出作品に携われることも幸せに思います。
本作は現代社会に生きる、生き続けなければならない人間達にとって「何か」を拾い上げる機会になる作品だと思います。
カンパニー一同手を取り合い一丸となって作品に臨みます。
このような時世ではありますが、お客様のご来場を心よりお待ちしています。

サポートしてくれ・る者よ、ハレ・るヤ!!