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舞台『源氏物語ー夢浮橋ー』台本

約千年前の世界最古の恋愛小説『源氏物語』
才能に恵まれ容姿端麗な稀代の色男“光源氏”を主人公に、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた、紫式部の不朽の名作です。

る・ひまわりは2014年、辻本祐樹と平野良をダブル主演に舞台『源氏物語ー夢浮橋ー』を上演いたしました。
物語は、『源氏物語』の終章となる「宇治十帖」より、“光源氏”亡き後、彼の血をひく麗しき二人の男と、彼らが愛した3人の姫君の恋物語です。画像2

主従関係ではあるものの兄弟のように仲睦まじく育った親王・匂の宮と、中将・薫。
光源氏の孫で、気に入った女を独占したい、愛に飢えた匂の宮
光源氏の実子として育つが実は柏木と女三宮との不義の子で、愛よりも世間体、裏切られるよりも面子が傷つく事を恐れる実直で臆病な
そんな二人が、宇治の3人の姫君(大君、中の君、浮舟)をめぐって織りなす恋の物語。

  こんなにもあなただけを想っているのに!
  …今宵はあの男には見せない顔をさせてみせる

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上演時には、2人の魅力的な平安貴公子を、辻本祐樹と平野良が公演期間の前半後半で配役を替えて両方の役を演じたことでも話題となりました。
そして、そんな2人に愛される宇治の3人の姫君を遠山景織子が1人で演じ分け、入り乱れる恋模様に花を添えました。

時空を超えて読み継がれてきた、平安織りなす恋物語を是非お楽しみ下さい。

<公演概要>

る・ひまわり 文学シリーズ『源氏物語~夢浮橋~』
日程:2014年9月23日(火祝)~28日(日)@神奈川芸術劇場(KAAT)大スタジオ
脚本:赤澤ムック / 演出:板垣恭一
出演:辻本祐樹、平野良 / 遠山景織子

※公演DVDはこちら↓↓↓


以下、台本↓↓↓

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25,558字

¥ 880

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