見出し画像

舞台『猿狸合戦』台本

2015年の年末、る・ひまわりが明治座にて上演した、軍師・黒田官兵衛が主人公の物語『聖☆明治座・るの祭典』
引きこもりで目薬屋になりたい官兵衛は、騙されて宇宙人の織田信長率いる戦国武将たちの争いに巻き込まれる。そんな中で起きた明智光秀の謀叛によって、織田信長(ピロシキ)は宇宙へ帰り、官兵衛の言葉に感銘を受けた羽柴秀吉が明智光秀を討ち天下統一へと名乗りを上げた・・・・・・。
「いつまでも・・・」と官兵衛が願った平和な世の中と天下統一。

そして2017年、そんな『るの祭典』の黒田官兵衛が主として抱き、心に決めた男「羽柴秀吉」のその後の物語『SENGOKU WARS~RU・TENエピソード2~猿狸合戦』を上演いたしました。

画像1

時は戦国。本能寺の変から約2年。清州会議を経た、賤ヶ岳の戦いから更に後。
信長の後を継いで、この戦乱の世で「天下人」となるのは一体だれか…。
誰よりも心優しく、貧しいものが殺されていく世の中を嘆き、自分がこの世界を、殺されていく人たちを守りたいと心に誓った、あの羽柴秀吉は…変わっていた。
天下が近くなればなるほど、秀吉は強かに、そして少しずつ冷酷に。
しかしそんな秀吉に、人々は従い始める。

画像2

同じころ。天下統一を目指す戦に名乗りを上げた男が。
彼の名前は徳川家康。人を動かす能力に秀吉以上に長けた男。
じりじりと頭脳戦を繰り広げる、秀吉と家康の猿と狸の化かし合い合戦の決着とは…?
更に、大阪城築城へと動き出した秀吉の想いとは…。

その後の秀吉の物語。どうぞお楽しみください。

<公演概要>

『SENGOKU WARS ~RU・TENエピソード2~ 猿狸合戦』
【日程】2017年2月25日(土)~2月26日(日)@東京芸術劇場シアターイースト
【脚本】赤澤ムック / 【演出】佐々木充郭
【出演】辻本祐樹、鳥越裕貴、蒼木陣、二瓶拓也、碕理人、加藤啓
【日替わりゲスト】小林且弥、白又敦、安西慎太郎、滝口幸広、木ノ本嶺浩
※日替わりゲスト…本編中、あるシーンにて秀吉とゲストが語りあいます。

※公演DVDはこちら↓↓↓

以下、台本↓↓↓

ここから先は

31,182字

¥ 880

サポートしてくれ・る者よ、ハレ・るヤ!!