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ビビリ親子、セブ島留学に行く #2


そもそも数ある留学先の中で、
なぜフィリピン留学を選んだか、ということについて今回の記事ではお話していきます。


行くなら親子留学と決めていた

娘はまだ8歳。
海外に行くのが今回初めてですし、一人で海外に行かせる、というのも性格的、年齢的、経験的に考えても難しいということもあり、行くなら親子でと決めていました。
その上で親子留学を受け付けている地域は少なく、フィリピン、更にセブ島はそれなりに親子留学の歴史もあるので、行くならセブ島と決めました。


時差とフライトの問題

フィリピンは日本と時差も1時間。
直行便と乗り継ぎ便で差はありますが、飛行機で4〜5時間くらい。
これが私の中で大きかったです。
海外経験が乏しいゆえもありますが、とにかく私はロングフライトと時差が苦手なのです。以前、私がハワイまで旅行に行った時のことです。
初めて8時間のロングフライトに対して私は緊張のあまりまったく眠れず、徒らに映画を3本見て過ごしました。そして現地に着いてから時差も相まってその日は使い物にならず、ろくに観光も出来ませんでした。
そんなこんなで私が時差と長時間のフライトが苦手ということと、娘もまだ子どもで、しかも初めての海外ということもあり、近場を選ぶのがベストと判断しました。
実際、時差の影響も特に感じませんでしたし、暇つぶし道具を入念に準備していたのもありますが、娘もそれほど機内で退屈した様子はありませんでした。

期間の問題

行くなら娘が夏休み中ということも決めていました。
夏休みであれば私も仕事が閑散期でもあるので、大して職場にも迷惑にならないこともあります。
ではどれくらいの期間行くか、で悩みましたが、仕事の都合上1週間が限度だと思っていました。
専門職な上、職場での私のポジションが私だけなので、長期間穴を空けるのが正直難しいためです。
当然コスパの面を考えると2週間、もっと言えば数ヶ月いた方が英語学習という面でのコスパは良いのですが、あらゆる事情を考慮して1週間と決めていました。
そして、1週間から受け入れてくれる学校というのがやはり少なく、フィリピン留学ならそれが叶う、というのも大きかったと思います。


費用の問題

期間にもよりますが、留学というと一般的には100万円単位でお金が必要となります。
それがフィリピン留学であれば日本に比べて物価が安いため親子合わせても1週間50万ほどで叶うということも魅力でした(もちろん、学校や滞在先によっても値段は変わります)
ちなみに今回、私は留学エージェントさん経由での申し込みをしたのですが、
エージェントは基本的に仲介業ですので学校に対するコミッションで売り上げをあげています。そのためエージェントを使わない場合は更にお安く留学が叶うというところも一つポイントですね。
費用をできるだけ抑えたい、という場合はそういう選択肢もありかなと思います。


「英語学習」だけが目的ではない

今回、もちろん娘にも英語を話せるようになってほしいという気持ちも少なからずありました。けれど娘を留学に連れて行くメインの目的は「固定概念を一旦崩す」ということでした。

表題にもある通り、私は筋金入りのビビリなのですが、娘はそれを上回る小心者です。
こういった性質の人間は自分の部屋、いつもの生活と云った真綿にくるまって生きていたいと心底願ってしまう生き物です。
心理的に安全な場所は絶対にあった方がいいけれど、日本という国の感覚に凝り固まってしまうと、時々すごく窮屈に感じます。

娘には広い世界を存分に楽しんで欲しいし、日本で日本語を使って日本の価値観のまま一生を終える以外の選択肢も知ってほしいなと思います。
出来る範囲で子どもが自分の人生を楽しめるよう、「初めて」をたくさん経験させてあげたいです。


私自身の英語への憧れ

最後に、個人的な理由ですが、私自身も英語力を付けたかったからです。

けれど、過去に何度も英語学習にチャレンジしては徒労に終わり、を繰り返していました。
某聞き流しタイプのCDも全シリーズ揃えましたし、ラジオ英会話で毎回取り上げられるフレーズを壁に貼ってみたり、大好きな洋楽を完コピしてみたり、言語パートナーを作ってみたり。
それでも長続きはしませんでしたし、英語を話せるようにはなりませんでした。
けれど子どもを連れて留学となれば責任は重大です。
意地でも英語ができなければ、娘を物理的にも、精神的にも守ることができない。
追い詰められないとやる気にならない典型的な人間なので、英語というものが目的のための「ツール」になった瞬間、自分の中でスイッチが入る音が聞こえました。
つまり親子留学は私にも都合が良かったのです。


次回は実際にフィリピン留学を申し込むまでの経験などについてお話していきます。

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