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土曜日の午後3時というマジックタイム

土曜日の午後3時は古への入り口

インスタのタイムラインに、
まあアルゴリズム的なやつだと思うけど、
謎のシャッフルビートでおすすめが
上がるじゃないですか?

それで、たまたまさっき
インスタ開いたら、
おすすめで
おそらくヴァイオリニストの方だと
思うんですが、
(ヴァイオリンを抱いて
写真撮られていたので)
ririko takagiさん。
(もちろん縁もゆかりもございません)
の投稿が上がってて、
終演後の楽屋通路で
演者さん2名と撮った
写真が載っていて、
2枚の写真投稿だったので、
もうホント、無意識に、
次の写真に進んじゃったんです。
すると、
2枚目の写真は、大入り袋の写真。

『西の魔女が死んだ』
リーディングドラマ
2024年6月25日〜27日
草月ホール

ってあって、
一番下に製作会社の名前。
株式会社メジャーリーグとある。

うわぉ! 懐かしい!
メジャーリーグ!

今から遡ること29年。
『身毒丸』という舞台がございました。

寺山修司さん作の演劇作品ですが、
1995年に蜷川幸雄さん演出、
武田真治さんと白石加代子さんの
主演で再演された舞台です。
その後、
藤原竜也さんの出世作となったので、
そちらの方が若い方々には
馴染み深いかもしれません。
それですら、
ご存知ない世代の方も
今やもう結構いらっしゃるのでは、、、。

当時私は武田真治さんの
担当マネージャーだったわけですが、
このお話を頂いたのが、
メジャーリーグという会社。
代表プロデューサーだった、
笹部博司さんと長峰さんだったのです。

で、さっきの
インスタ投稿に戻りますが、
懐かしくなって、
ググってみました。
"舞台制作"、"メジャーリーグ"。
出てきた!
笹部さんは、演出、脚本、
プロデュースで
ご活躍の様子。

そのメジャーリーグの
ホームページ冒頭で、
笹部さんご自身で、
これまでの会社と笹部さんの
足跡を書かれていて、
その中で、
『身毒丸』の制作当時の
ことが細く書かれていました。
懐かしく読み進めると、
私のことがしっかりと書かれてあり、
恥ずかしいやら光栄やらで、、、
ちょっとしたタイムトラベルでした。

土曜日の午後3時って、
なんとも言えない時間ですよね。
昔、先輩が
「次の日が休みで、その午後3時ってさ、
とても無責任で好きな時間なんだよ」
と言っていて。
共感したものでした。
そんな土曜の午後3時は、
梅雨の合間のそよ風に乗せて、
ふらりと30年前へと運んでくれました。

昨夜noteにあげた
連載小説の最新話の反応が
あまり良くない気がして、
「尺長すぎたかな…」とか、
「伝わりづらかったかな…」とか、
悶々としていたら、
30年前の恐れ知らずの
若い自分がやってきて、
「くよくよすんなよ!」
と喝を入れられたようでした。

またいつか、
蜷川さんや「身毒丸」、
さいたま芸術劇場などの思い出も
書いてみようかな。
表紙の写真は、
稽古、初日を行った
思い出のさいたま芸術劇場。

では、また来週、
『2025クライシスの向こう側』
第9話でお会いしましょう!
お別れはこれからの季節、
夕方にぴったりのこの曲で🙇‍♀️

ちなみにサイトに行ったら、
高木凛々子さんという音楽家の方でした。

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