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サジタリウス杯におけるオープンリーグ用B育成指針

どうも、れがと申します。
サジタリウス杯の条件が発表されましたね。
まぁ、12月に有馬やらんとかないでしょって感じなので見切り発車的にデータ集めと育成を進めて、1つのアプローチについては概ね仕上がったので書いていきたいと思います。

1:基本方針

1-1:コース情報

今回のレース条件は、
中山レース場 芝 2500m 冬 晴れ 良バ場
となっています。

中山レース場はこちら(JRAのコース紹介)を見てもらうとわかる通り、高低差が大きく、コーナーの割合が非常に高いレース場です。
コーナースキルの発動場所はバラけて、登り坂の減速と下り坂の加速の影響がめちゃくちゃでかいです。
パワーと賢さの重要度はかなり高いと言えるでしょう。

また、今回のレースはレース場補正が存在します
スタミナ根性です。

それぞれ、
〜300で2.5%、301〜600で5%、601〜900で7.5%、901〜で10%の補正がスピードにかかります
合計すると最大20%の補正が得られます
つまり、スタミナ901、根性400のウマの場合は補正量が15%となるという事です。

レース場補正が存在するということで、今回のレースは高速環境になります
つまり、体力の許す限りスピードはあればあるだけ差が広がります

さて、ここまでサラッと書きましたが、みなさんおわかりになったかとは思います。
今回は全ステータスがかなり重要なのです。
ぶっちゃけ捨てていいステータスは存在しません。
8200ptという限られたリソースで最大効率を狙う必要があるわけです
そんなわけで今回の育成、特にステータス設定は恐ろしく高難度でした。
ただ、パッと思いついたアプローチについては概ねステータス設定と育成も完了しつつあるので、次の項目から書いていこうと思います。

1-2:ステータス設定

今回自分が真っ先に育成を始めたアプローチは「バランス型(坂特化前方進出型)」です。
どうしても8200ptの制限上、どれかの要素は切らなければいけなかったので、レース場補正を切り捨てました

具体的なステータスですが、
スピードがA(850)、スタミナがA(800)、パワーがA(800)、根性がC(450)、賢さがC(450)、金回復(マエストロ)が1
となります。

なお、このステータスは固有3を前提としているので、固有レベル下げ、緑スキルかき集めに成功した場合は余剰リソースは全て賢さにぶち込むといいでしょう。

正直なところ、2500m程度なら金回復無しでも普通に走りきれます
スタミナをA+の900台後半、根性をBの600台まで伸ばせれば回復スキルが無くても走りきれる上、レース場補正も17.5%獲得する事ができます。

ただ、どうしてもパワーと賢さについてはある程度妥協する必要が出てきてしまうため、今回はあえてレース場補正は12.5%に抑えて坂の走行性能を高めるアプローチを取りました

ステータス850 800 800 450 450、マエストロありの場合。レース場補正12.5%
ステータス850 950 750 610 350の場合。レース場補正17.5%

このように、レース場補正を5%減らした場合でもタイムは大きな差がなく、マエストロさえ発動すればむしろ上のステータスの方がよりタイム的には安定しているのがわかるかと思います。

では、なぜわざわざ坂に着目したのかというと、中山レース場があまりにも登り坂が急で、下り坂が長いからなのです。

ライブラ杯の時にまとめた資料集にもありますが、
まず、登り坂では加速度が通常の2/3に減少する他、パワー値を参照してその分速度が減少します。

計算式は、
登り坂速度減少値=|tan(登り坂角度)×100|×200/パワー値[m/s]
となります。

途中の1番大きな坂については角度を求めていないため不明ですが、JRAのコース紹介にもあった最終直線での急坂(残り180m地点〜70m地点、約110m、高低差2.2m、最大勾配2.24%)では、

パワー値  速度減少量(m/s)  
    600              1.30
    650              1.20
    700              1.12
    750              1.04
    800              0.98
    850              0.92
    900              0.87

だけ速度が減少します。
パワー600のウマを基準として、距離差を見てみましょう。

パワー値   パワー600のウマの登坂時間を
         基準とした距離差(m)
    600                            0.0
    650                            0.5
    700                            1.0
    750                            1.4 
    800                            1.7
    850                            2.0
    900                            2.2

このように、パワー差が100程度あるとコーナー巧者〜継承速度固有1発分程度の差が生まれます
今回の条件では大きな登り坂が3回存在するため、累計では速度金スキル1発分程度の差となります

また、下り坂では下り坂加速モードが発生する可能性があります
こちらも速度金スキルと同じだけのアドバンテージを稼ぐので、なるべく狙いに行った方が好成績を狙えます

上2つの例を比較した場合、バランス型アプローチの方が判定成功確率が4%ほど向上する計算です。
4%だと大して変わらないように見えますが、3秒以内の成功確率で比較すると、賢さ350では36.4%、賢さ450では44.9%と8%ほどの違いが出てきます。
ちなみに賢さ550程度まで上げると3秒以内の下り坂加速モード判定成功確率は52.6%まで向上します。
このように判定機会が多くなればなるほど差が大きくなります
なので、長い下り坂のある中山レース場では賢さを少しでも高く設定すべきだと考えました。

1-3:スキル設定

今回は取得優先度の高いスキルは、
・円弧のマエストロ
・直線一気、迫る影
・「すごく上がる系」継承速度固有スキル
・アンスキ
・地固め

程度です。

マエストロは説明が不用かと思います。
今回の育成はなるべくパワー賢さにリソースを配分したいので少しでもお得な金回復を採用したいところです。
ただ、条件で裏目る金回復は今回は少ないです。
ヒントがもらえなかったら他の金回復とかでも良いかもしれません。

直線一気、迫る影は今回の最強加速スキルです。
目安ステータスの場合、迫る影は8.06m程度、直線一気は4.20m程度のアドバンテージをそれぞれ稼ぎます
追込やるならどちらかは必須と考えていいでしょう。

「すごく上がる」系継承速度固有は普通にスピードを叩くのとほぼ同じくらいの効率があります。
1.88m程度のアドバンテージを稼ぎます。
中山の直線は短いですが、溢れさせる事はほとんどないのも評価ポイントです。
とりあえずステータス叩ききれなかった時の保険に最適です。

アンスキは迫る影と並ぶ最強加速スキルではあります。
オリジナルで8.01m程度、継承で5.94m程度のアドバンテージをそれぞれ稼ぎます
ただ、後述しますが、今回は割と真面目に逃げが死んでいます
逃げをやるなら必須ではありますが、上記の理由で影が薄いです。

地固めはすごくコメントに困る加速スキル「でした」
今回の条件では3.06m程度のアドバンテージを稼ぎます
この3m程度のアドバンテージというのが曲者で、3mのアドバンテージは逃げ同士の競り合いでかなり有利に働きますが、一方的に突き放すほどのものではありません
地固め持ちは概ね先頭を走りますが、道中のポジキープ抽選の結果次第では普通に先頭を奪われます
なので、あった方がもちろんいいんだけど、短い距離と比べて確実性に欠ける困ったスキル「でした」

ただ、上でも書きましたが、逃げがお亡くなりになっている以上、地固めで悩む必要は無くなりました
嬉しいやら悲しいやら…

2:おすすめウマ娘と育成例

2-1:おすすめウマ娘

独断と偏見で選んだおすすめウマ娘

おすすめウマ娘については上の画像の通りです。
画像が無かったウマでは、メジロドーベルが1番下、クリスマスビワハヤヒデがおそらく真ん中にくるはずです
水着マルゼンスキーは先行運用なら1段階評価が上がるはずです

いつも1番上に陣取っていた逃げウマ達は今回は残念ながら下層に追いやられています
今回の中山レース場と逃げウマの相性が絶望的に悪いからです。

今回、ポジキープ後半は登り坂となっています。
登り坂では減速が発生しますが、突入タイミングのラグで後方脚質との距離は少し詰まります
本来なら登り坂から抜け出る際のタイミングのラグでその喪失アドバンテージは回収されるはずなのですが、残念ながら坂を登りきったあたりでポジションキープ区間が終了します
つまり、登り坂突入前に稼いだアドバンテージを登り坂直後に回収しきれないため、絶妙なタイミングでポジションキープのアドバンテージを打ち消されるわけなのです。

さらにはその後に長い下り坂が存在しています
下り坂加速モードの恩恵は元々の速度性能が高い後方脚質の方がより多く得られます
つまり、ただでさえ登り坂のせいでアドが稼げないのに、さらに下り坂で普段より多くのアドを喪失されるという踏んだり蹴ったりな状況となっています。

それでも逃げが理想的にぶん回ればかなりの性能があるため、完全に勝てないというわけではありません。
ただ、自分が数日前に練習を100戦分集計した時は逃げウマの勝率は11%程度しかありませんでした
安定している分格下狩りには優秀ですが、チャンミ全体のレベルが少しずつ向上している現状を鑑みるとあまりおすすめはできません。

現状では圧倒的に追込1強の環境です。
坂が有利に働く上、有効加速まで有しています

ただ、差しも前方進出する事でチャンスが生まれています
「中盤まででセーフティリードを稼いで、なんとか終盤でそれを維持する」という、本来なら逃げや先行が占めていたニッチを差しが奪うことができるからです。
ただ、現状でその戦略を行えるウマはフルアーマーフクキタルとマンハッタンカフェ、ヒーラーグラスしか存在しません。
マンハッタンカフェは追込改造が容易なため、差しの選択肢はかなり限られます。

今回ピックアップしたウマで最高評価のウマは4人中3人が中盤固有持ちとなっています。
後方脚質が団子状になる環境では、少しでも前に出る方がブロックされにくく有利になるからです。
最強加速スキルの迫る影を持つナリタタイシンの評価を一段下げた理由はそれです。

フルアーマーフクキタルは数少ない差し勢であり、最強候補の一角を占めています
同じ中盤固有持ちではありますが、ゴルシやカフェと比較して固有スキルの威力が高いからです。
差しなので追込勢より前のポジションに着きやすく、坂を活かしつつ固有を絡める事で、ぶん回ればほぼ逃げポジションからスパートを開始する事も可能です。
加速スキルがなくても逃げ位置から差しスパートを叩き込めば流石に余裕で勝つ事ができます。

ゴルシとカフェはほぼ説明不用かと思います。
固有を絡めれば先行ポジションから加速込みで追込スパートを叩き込めるので概ね勝てます

メイショウドトウは直線一気+複合固有という最強コンボが使えるため最高ランクに入れています
迫る影が単体でカバーできる加速は全体の40%程度しかありません
直線一気と複合固有の組み合わせは加速フェーズ全体をカバーできるため、噛み合えば圧倒的に有利です。

ヒーラーグラスは安定のゴリラ枠です。
ヒーラーグラスは回復固有持ち+差しという事で、とにかくステータスでごり押しがやりやすいウマです。
パワーA賢さBも十分狙えるのでフィジカルでごり押す動きが強いです。
ただ、固有回復がフィジカルでごり押すと不発してしまう可能性があるため、そこだけは注意が必要です。

ライアンも説明不用ですね。
固有はアンスキと同じ性能なので、ハマればアホみたいに伸びます
ワンチャン狙うには最適なウマです。

先行の固有回復勢もステータスでごり押しが可能なので、それなりに高いポジションにいます
ただ、圧倒的な追込環境が予想されるため、固有回復が不発してしまうリスクも大いにあります

シンボリルドルフは固有速度スキルが鬼のように強いですが、中山の直線は短いので少し溢れます。
追込改造して直線一気と組み合わせれば多少は固有で力押しできるのでそれなりにチャンスはあるかと思います。

黒マックは先行でフィジカルを高めて逃げきれればチャンスはそれなりにはあります。

先行の中盤速度固有スキル持ちはかなり可能性を感じています
中盤速度固有と坂を活かせば逃げから先頭を奪う事も不可能ではないと思われるので、アンスキを叩きこむチャンスが生まれるからです。
ただ、実際に試したわけではないので未知数な部分が大きいです。

2-2:育成例

フルアーマーフクキタル

中盤性能と継承固有でごり押すスタイル。今のところ手持ちで最強です。

マンハッタンカフェ

長距離Sが付かなかったのとスタミナを叩ききれなかった事が残念。
長距離Sとスタミナ確保に成功したら最強だった。

ナリタタイシン

かなり仕上がってるものの、中盤性能が劣るためどうしても勝ちきれない。
本戦なら無双できる程度の性能はあります。

ダイワスカーレット

これで勝てないなら逃げは無理だよ、ほんと…

スーパークリーク

スタミナめっちゃもったいない。
レース場補正で損してて、ぱっと見強そうには見えないけどそこそこ戦えます。
パワーと賢さでごり押すスタイル

ヒーラーグラス

レベルを上げて物理で殴れば勝てるのだ(迫真)
フィジカルはスキルを超越するというオープンリーグの精神をこれほど体現しているキャラは他にいないと思う。

3:終わりに

というわけでサジタリウス杯について色々と書いてきました。
ぱかライブから急いで書いたので文章がとっ散らかってますが、そのあたりはご勘弁ください。

有馬条件はほんと考えれば考えるほど鬼畜難度で、先週あたりから目のハイライトが消えっぱなしです。
今回はバランス型のアプローチしか紹介できていませんが、ゴリラ型もチャンスはあるはずなので余裕があれば追記という形で紹介できればなと思います。

ではでは、今年最後のチャンピオンズミーティング、頑張っていきましょう!

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